十勝の鹿追町 聖書と人生のいろいろ

香港のクリスチャンが直面する課題を覚え、祈りつつ

 
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2016年9月に、十勝鹿追町オープンした小さな教会です。,Voluntarily(自発的に),Open(開放的に),Logically(論理的に),聖書を学んでいます。史上類をみない大ベストセラー、聖書について、一緒に学んでみませんか? 執筆者は、牧師:三浦亮平です。

1. 香港で起きていることを覚える

香港で、100万人という大規模なデモが行われ、当局により、70名以上が負傷する自体が起きています。

発端は、「逃亡犯条例改正」。香港人の犯罪者を中国へ容易に移送できるようにする法改正です。

多くの人々が懸念しているのは、この法改正によって、香港の自治が大きく損なわれ、中国の支配が強まることです。

 

長らく共産党の一党独裁が続く中国では、至る所に監視カメラが設置され、ネット上のやりとりも全て国家が監視、主席への批判も許されません。

不透明な法制度の下で、多くの人々がいわれなき理由で投獄され、苦しんでいる現状があります。

開かれた民主社会に生き、自由を尊ぶ香港人の多くが反発するのは、無理もないことだと思います。

2. 香港のクリスチャンを思う

香港にいる多くの教会やクリスチャンが、共同で当局への声明を出しています。

内容は極めて穏当なもので、香港社会の分裂を憂い、時間をかけた議論の場を求めるものです。

 

香港の教会のリーダーたちと会ったことがありますが、地域に根ざし、そこに生きる人々に寄り添いながら福音を伝えていく、徹底した姿勢が印象に残っています。

地域教会のリーダーたちが、デモ参加者への霊的ケアを行い、暴力に訴えないようアドバイスしているとも聞きました。

 

共産党下の中国では、苛烈な宗教弾圧が行われてきました。

最近も、イスラム教徒の少数民族が100万人以上も強制収容所に入れられていると報道されています。

 

中国で、最も激しい迫害を受けてきたのがクリスチャンです。

それにも関わらず、非公認の家の教会を中心にして、増え広がってきました。今や共産党員以上のクリスチャンがいると言われるほどです。

しばらくは軟化していた教会への迫害ですが、最近になって、教会堂の取り壊しや、牧師の逮捕が頻発しています。

香港が中国に飲み込まれるということは、香港の教会が、厳しい迫害にさらされていくことに他なりません。

3. キリストの体の一部として祈る

すべての教会は、キリストの一つの体の一部です。

香港の教会の痛みは、私たち自身の痛みとして味わうべきことだと、祈りを促されています。

今、一番に祈るべきことは何かと考えます。

それは、この危機の中にあって、人々の信仰が堅く守られ、強く発揮されることだと思います。

 

香港のクリスチャン、お一人お一人が、主イエスが共におられるという確信と平安の内に、

祈りつつ、主ご自身に導かれて、一つ一つの行動を行っていくことができますように。

この騒動の最中にあって、信仰者を通して主イエスの義と愛に触れ、救われる魂が起こされていきますように。

主イエスは今も生きておられ、罪人を救い、悪を厳しく裁く方であることが、明らかにされますように。

 

主よ、あなたが再び来られる、その時まで、この世にある教会を御手の内に守り、一人でも多くの人々に福音を伝えるべく、導いてください。

マラナタ。主よ、来たりたまえ。

「神は、神を愛する者たち、すなわち、ご計画に従って召された者たちと共に働いて、万事を益となるようにして下さることを、わたしたちは知っている。」
ローマ書 8:28

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