カルト問題のまとめ カルト化した教会に直面したときに

      2020/01/25

はじめに

必要に駆られて、カルトとはそもそもなんぞや? というところから、カルト化した教会のおかしなところを、あれやこれやと考えつつ、書き込んできたのですが…。

いつの間にか、結構な記事の量になっていました。

この間、驚かされたのは、「実は、わたしのいた教会も…」というような、告白や相談が、ぽつぽつ来るようになったこと。

カルト化した教会で、悩み、苦しんでいる人は、少なくないんだと実感させられました。

何か、お役に立てたらと、カルトに関連した記事を、一度整理して、まとめておこうと考えた次第です。

今後も記事をアップしたら、逐次、加えていきます。

1.警戒しよう、教会のカルト化の予兆

① 極端な権威主義

教会がカルト化していく課程があります。第一の予兆は、指導者の極端な権威主義です。

「牧師は、神のたてられた器なのだから、神の言葉を語っているのだから、牧師には従わなければならない」などと言われる教会は、まず要注意でしょう。

指導者が、確かに神の言葉を語っている限りにおいて、その神の言葉に従うことを求められるのであって、従う対象は、決して指導者ではありません。

カルトの定義として、指導者が、神と同一視され、絶対的な権限を持っているということがあります。

Q:牧師には、従わなければならないの?

 

② 恩着せがましい「愛」

カルトは、最初の訪問を大歓迎します。ラブシャワーと呼ばれるものです。

様々な形で恩を売って、人の心を縛っていくのです。

しかし、会員になるなど、ある一線を越えた時から、様々な束縛が生じてきます。

聖書の記す愛は、見返りを求めない無償の愛です。「…してあげたのに」というのは、愛ではないのです。

また、愛は、教会に連なる一人一人が、御言葉を学び、主に従っていった結果として表れるものであって、看板に掲げるようなことではありません。

Q:ここは愛の教会です、と言われるのですが…

 

③ 「弟子訓練」という名のハラスメント

福音を信じて救われたすべてのクリスチャンは、キリストの弟子とされています。

弟子としての訓練が、クリスチャンの日々とも言えるわけですが、指導者の過度な権威主義や、ハラスメントによって、この弟子訓練が人権侵害の場に変貌してしまっている教会があります。

Q:弟子訓練で疲れ果てちゃった?

 

④ 実際に生じている被害

カルトかどうかを判断する一つの基準は、“実際に被害が生じている”ということです。

金銭問題などと並んで多いのが、様々なハラスメントです。

Q:愛情ゆえの叱責でしょう? ~教会でのハラスメントを考える~

 

⑤ 情報や交友関係の囲い込み

カルトは、“信徒の情報を制限し、行動を縛り、囲い込み“ます。

様々な理由をつけて、外部との接触を制限するような言動が、縛りが、教会にあるなら、警戒すべきでしょう。

Q:牧師に、逐一報告しなきゃいけないの?

Q:羊泥棒って、どういう意味ですか?

 

➅ 目に見える成果の強調

カルト化した教会では、“様々な成果が強調”されます。

金銭的、物的な成功、信徒の増加などを強調して、それを、自分たちの正当化の根拠とするわけです。

「癒やし」も、成果として強調されることの一つです。こんな癒やしが起こった、この指導者はすごいと、人や、その地域教会を讃えるような状況は非常に危険です。

そもそも、聖書の言う、癒し、奇跡とは何か。正しく理解しておくことは、とても大切だと思います。

Q:内なる人の変革とか、癒やしって、聖書的ですか?

聖書が教える癒しとは? 癒やしのセミナーに飛びつく前に、クリスチャンに考えて欲しいこと

2.カルトって、そもそも何?

そもそも、カルトとは何なのか。カルト化した教会の特徴についてまとめました。

Q:カルト化した教会の特徴って?

 

なぜ、教会がカルト化するのか。その理由を考えました。

Q:どうして教会が、カルト化するの?

 

カルトの信者は、マインドコントロール下にあるわけですが、マインドコントロールとは、どういう状況で、どうのようにおちいっていくのか? まとめました。

Q:マインドコントールって、どういうことですか?

 

カルト化した教会には、必ず、カルト化した指導者がいます。

カルト的リーダーには、一つの共通した特徴があるのではないか、と考えました。

そうであるなら、カルト化した教会を見分ける一つの有効な方法だと思います。

Q:攻撃的なあの態度は、過去の傷のせいですか? ~カルト指導者の人格についての考察~

3. カルト化した教会に直面したら?

まずは、自分の置かれた状況、その教会の状況を、できるだけ客観的に観察しましょう。

専門家が作られた判定基準があり、質問に答えていくことで、カルト化の度合いが分かるようになっています。

JSCPR集団健康度測定目録

 

信頼できる人に相談しましょう。教会内にいらっしゃればよいのですが、カルト化した教会では、非常に厳しいだろうと思われます。

教団教派で、相談できる窓口などがあれば、まずはそこを活用されたらいいでしょうが、設置されているところはまだまだ少ないようです。

客観性の確保というところでの限界と課題も感じます。

信頼できる外部の機関に相談するのがおすすめです。

日本脱カルト協会

真理のみことば伝道協会

 

具体的に、詐欺行為やハラスメント、虐待などの被害が生じているのなら、各関係機関に通報するということも重要です。

本当に悪質な場合には、訴訟という手段を行使せざるをえないかもしれません。
クリスチャンがクリスチャンを訴えるなんて…と、多くの方が躊躇される場面でもあります。

聖書は、罪を犯して悔い改めない者には、懲戒を記しています。参考にしていただければと思います。

Q:クリスチャンは訴えてはいけないの? 裁判・法的訴訟を考える

 - 聖書いろいろ Q&A