動画&まとめ 復活祭2020 ルカ24:1~12 「史上最大のしるし」主イエスの十字架の死・葬り・復活
【メッセージアウトラインPDF】復活祭_200412
1. イースターって?
イースターという呼び名やウサギは、ゲルマン文化の影響。本当の起源は、イスラエルの出エジプトを祝う過越祭です。
パスハ(ロシア正教会)、パスカ(カトリック)という呼び方は、ヘブル語の「ペサハ(過越祭)」から来ているものです。
ユダヤ歴のニサン月の14日に過越祭を行い、その後7日間の除酵祭が続きます。
8日間を合わせて過越祭、もしくは除酵祭(種なしパンの祭)と呼んだりもします。
2. 出エジプトとメシアの生涯
アブラハムの子孫イスラエルは、エジプトでの400年の奴隷生活から、神によって解放され、民族として自立しました。
エジプトに下った最後の災いを、イスラエルが、犠牲の子羊によって過ぎ越した。それを記念するのが、過越祭です。
約束の地に王国を築いたイスラエルは、背教により神に裁かれ、バビロン捕囚以降、苦難の中に置かれ続けました。
数百年の空白を経て誕生したイスラエルのメシア、イエスは、2歳にして、ヘロデ大王に命を狙われ、一時期エジプトに逃れました。
聖書は、あの壮大な出エジプトの出来事そのものが、来たるべきメシアを示す影だったのだと記します。
イエスは、公生涯の初め、かつてイスラエルが海を渡り、ヨルダン川を渡ったように、ヨルダン川で洗礼を受けました。また嵐を鎮め、湖面を歩かれました。
イスラエルは天のパン、マナで養われましたが、イエスは、わずかなパンを増やして、群衆を満たされました。
そして、十字架を目前にした過越祭では、ご自身こそ人の罪をあがなう子羊だと、驚くべき宣言をされたのです。
主イエスは、十字架上で神の怒りの杯を受け、父と完全に断絶されました。天地を覆った暗闇がそれを現しています。
3. 史上最大のしるし ルカ24:1~12
その年、最初に収穫された大麦をささげる初穂の祭り。
その日と重なる三日目の日曜の朝、女たちは、空の墓を目撃します。
天使が、二つのことを告げました。
①主イエスは復活され、ここにはいない。②十字架につけられ、三日目に復活すると事前に予告された通りだと。
4. 生きておられる主を求めよう
イエスは、どこにおられるのか。
私たちの思い出の中でも、頭の中、胸の中でもありません。
主イエスは、大祭司として父なる神の右に座しておられます。
イエスの十字架は、不可抗力でも偶然の結果でもありません。
復活と合わせて、神が天地を造られる前から決めておられたことです。
今、すべての人が信じるべきは、三つの要素からなる福音です。
すなわち、主イエス・キリストは、私の罪のために十字架にかけられ、死んで葬られ、三日目に死を打ち破り、復活されたと。
今、人々のために、とりなし、祈っておられる主イエスは、世の終わりに、王の王として来られ、地上から悪を一掃し、世界を楽園に回復されます。
その素晴らしい世界に、イエスをキリストとして受け入れたすべての人は、復活の体を与えられて、永遠の平安を神と共に生きることなるのです。