十勝の鹿追町 聖書と人生のいろいろ

聖徒伝116 南北の王篇3 列王記第一15~16章 イスラエル・ユダの分断の定着

 
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2016年9月に、十勝鹿追町オープンした小さな教会です。,Voluntarily(自発的に),Open(開放的に),Logically(論理的に),聖書を学んでいます。史上類をみない大ベストセラー、聖書について、一緒に学んでみませんか? 執筆者は、牧師:三浦亮平です。


【資料はこちらからどうぞ➡】 116_南北3_Ⅰ列15~16章_分断の定着_220116

 

1. 南の王たち 15章1~24節

南の二代目アビヤム(アビヤ)の母は、ダビデに背いたアブサロムの娘マアカで偶像礼拝者でした。

アビヤム自身も主の道を逸れましたが、ダビデのゆえに王の系譜は守られます。

 

三代目アサは、主の目に適う信仰者・善王でした。

神殿男娼を追放し、偶像を焼き、母マアカすら退位させました。

北王国にラマを占領されたアサは、神殿の宝物を贈り、仇敵アラムに庇護を求めます。

アラムの北王国侵攻の隙に、ラマを取り戻したアサでしたが、神によらず、アラムにより頼んだ不信仰の報いを晩年に受けました。

 

2. 北の王たち  列王記15章25~34節

ヤロブアムの悪の道を歩んだ北の二代目ナダブは、ペリシテ人の町ギベトンを攻略中、部下のバアシャに殺されました。

こうしてヤロブアムの一族は滅亡しました。預言者アヒヤのヤロブアムへの預言が成就したのです。

 

3. 混迷を極める北王国  16章

三代目バアシャも悪の道を進み、預言者エフーに、ヤロブアム同様の悲惨な最期を告げられます。

四代目エラは、即位の二年後に、戦車隊長ジムリに殺され、一族皆殺しとなりました。

四代目ジムリに至っては、たった7日間の王位でした。

ペリシテのギベトンを攻略中の軍がオムリに率いられて引き返し、ジムリを討ったのです。

 

オムリは、前半の6年間、内戦に明け暮れ、実質北王国を支配したのは後半の6年間だけでした。

オムリが買い取った山に建てた町がサマリアでした。

これ以降、サマリアが北王国の中心地となります。

 

罪の道を歩み、死んだオムリの子アハブが、五代目の王となりました。

ヤロブアムの道すら軽いとしたアハブの罪は、偶像礼拝者の悪女イゼベルを妻としたことでした。

アハブは、サマリアに偶像を建て、礼拝したのです。

この時代、エリコを再建したヒエルの子が、ヨシュアへの主の預言通り討たれています。

悪の極まる時代でした。

 

4. 混沌の時代に希望を見いだすには

ヤロブアムの悪の道を歩み続けた北の王たち。

罪は、壊れたレコーダーのように繰り返し、劣化していきます。

一方、南には善王が現れ、信仰が保たれていきます。ダビデへの主の約束が、ユダの王の系譜を守ったのです。

 

偶像礼拝は、欲望のその橋しのぎです。

陳腐で単純な罪の悪循環から抜け出すために必要なのは、神の約束への信頼に他なりません。

真実に持続可能なのは、全知全能の神のご計画だけだと知りましょう。

 

異常な事件が、起こっては忘れ去られ、世の罪の悪循環は加速しています。

激流の中に立たせられた私たち、足をすくわれるのは一瞬です。

流れ去るだけの本質でないものに、心を囚われないようにしましょう。

堅い信仰の岩盤の上に、自分の信仰を打ち立てましょう。

 

私の罪のために十字架にかけられ、死を打ち破って復活されたキリストこそ、私たちの信仰の土台。

聖書全体を貫く柱です。

聖書の学びを深めるほどにメシアを知り、私の命は強められていきます。

御言葉が、成長と変容をもたらすのです。

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