聖徒伝119 エリヤ篇2 列王記第一18章 カルメル山での対決
【資料はこちらからどうぞ➡】 119_エリヤ2_1列18章_カルメル山での対決_220206
1. アハブ王との再開 18章1~19節
干ばつも3年目。主はエリヤをサマリアへ上らせます。
エリヤがまず出会ったのは、宮廷長官オバデヤでした。
彼は、イゼベルから百人の預言者を救い出した信仰者でしたが、この時、アハブ王の命で水源探しの最中でした。
主人と呼びかけるオバデヤにエリヤは、あなたの主人アハブに告げよ。と伝言を託します。
オバデヤは、そんなことをすれば王に殺されると恐れました。
問われるのは、今現在の信仰です。
エリヤはアハブ王に、バアル信仰の総本山カルメルでの対決を訴えました。
2. カルメル山での対決 18章20~40節
450名のバアルの預言者とイスラエルの人々が集う前で、エリヤは「いつまで、どっちつかずによろめいているのか」と問いかけましたが、民は無言でした。
エリヤが提案した対決の内容は、ささげた雄牛を人間の手を借りずに焼き尽くすのはどちらの神かということです。
まずバアルの預言者たちが、バアルの名を呼び躍りました。
彼らは自分らの身を傷つけ、血を流しましたが、夕刻に差し掛かっても何も起こりませんでした。
エリヤの番です。彼は民を側に招き、イスラエルにちなみ、12の石をとり、祭壇を築きました。
南北分断の時代にも神の目にイスラエルは一つです。
さらにエリヤは祭壇の周りに深い溝を掘り、ささげ物の牛と祭壇に、かめで12杯の水を注ぎました。
溝まで水で満たされたのです。
エリヤは、アブラハム、イサク、ヤコブ(イスラエル)の神の名を呼び、主がエリヤの語った言葉の保証のしるしを示してくださるよう祈り求めました。
すると主の火がくだり、ささげ物を焼き尽くしました。民は、主こそ神です。と告白しました。
バアルの預言者たちは殺され、エリヤは勝利しました。
3. 降り注ぐ大雨 18章41~46節
エリヤは若者に、雨の兆候がないか、海を見るよう促しました。
そして7回目、若者はわき上がる小さな雲を見ました。
エリヤは、大雨の前に山を下るようアハブに命じると、主の力を注がれ、王の戦車の前を走って行きました。
エリヤこそ、王なるメシアの真実の先駆者です。
4. 主への信頼を日々決断しよう
自ら殺されるたことを恐れたオバデヤ。過去の功績は、今の信仰を保証してはくれません。
カルメル山の対決は、偶像の無力さを暴き、真の力ある神を証ししました。
若者が様子を見に行く間、祈り続けていたエリヤが主イエスに重なります。
主イエスは、弟子たちが眠っていた間、ずっと祈り続けられ、神の怒りの杯を飲み干すと共に、弟子たちの信仰がなくならないようにと祈られました。
私の信仰は、100%主イエスの祈りに支えられています。私に力はありません。
なすべきは、100%主に信頼することだけです。
エリヤが孤独な逃亡生活の中で学ばされたことを覚えましょう。
世の現実の前で、恐れ、ひるむ私たちがいます。ただ主に信頼することを、日々決断していきましょう。