聖徒伝126 エリシャ篇2 列王記第二5章 ナアマン将軍の癒し
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1.アラムの将軍ナアマン 1~5節
ツァラアトに冒されていたアラムの将軍ナアマンは、略奪で奴隷としたイスラエルの娘に、主の預言者なら治せると聞きます。
ナアマンを信頼する王は、申し出を許可し、イスラエルの王宛の信書まで持たせました。
2. 癒やしの奇跡 6~14節
北王国の王ヨラムは、アラムは、侵略の口実に無理難題を吹っかけたのだと言って激高します。
これを聞いたエリシャは王に、将軍ナアマンを自分のもとに寄こすよう進言しました。
しかしエリシャは、軍勢と引き連れてきた将軍と会うこともせず、7回ヨルダン川で身を洗うよう伝言しただけでした。
不敬に激怒したナアマンを、しもべたちがなだめます。身を洗うだけのことなら、やってみたらいいのでは、と。
ナアマンが、言われた通りに実行すると、彼はきよめられたのでした。
3. ナアマンの要望 6~14節
エリシャのもとに引き返してきたナアマンは、「イスラエルのほか、世界のどこにも神はおられない」と、異邦人にはこれ以上ない信仰告白をしました。
エリシャは、莫大な謝礼を固辞しています。決して受け取ってはならないと、主が命じておられたのです。
ナアマンは、二つのことを求めました。
故郷で主の祭壇を築くための土を得ること。
老齢の王の介助のため、偶像の神殿でひれ伏す形になるのを赦して欲しいということ。
エリシャは直接、可否を答えず、「安心して行きなさい」とだけ告げました。
4. 愚かな従者ゲハジ 20~27節
従者ゲハジは、ナアマンに嘘をつき、多額な謝礼の一部を手に入れます。
お見通しだったエリシャは、呪いを告げ、ゲハジはナアマンのツァラアトに冒されました。
イスラエル略奪によるナアマンへの呪いが、主を偽ったゲハジの内に下されたのです。
5. シンプルな信仰に立ち続けよう
部下から厚い信頼を得ていた謙遜な指導者ナアマンは、イスラエルの女奴隷に聞き、真実の預言者を求めました。
エリシャの言葉に激怒したナアマンは、部下の忠告に悔い改めました。
そして、主の命令に忠実に従い、完全に癒やされました。ナアマンの主への信仰が、彼を癒やしたのです。
再び偶像の地に帰るナアマンに、エリシャが告げた、安心して行きなさいという言葉。
旅の無事を祈る挨拶ですが、それ以上の意味が身に迫ります。
信仰の歩みには試練があり、様々な思い煩いもまといつきます。
それでも日々、主に聴き従えば平安があります。
異邦人ナアマンを除き、旧約にはなかった、ツァラアトの癒やしの事例。
これを実行され、メシアの証拠を見せられたのが、ナザレのイエスでした。
ナアマンの癒やし、救いは、私たちすべての異邦人信者の模範です。
主イエスの十字架の贖いと復活を信じて、私たちはきよめられました。
「わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたとともにます。」
主イエスの約束に立ち、平安の内に歩みましょう。