聖徒伝142 預言者8 ホセア書1~3章 姦淫のイスラエル
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1. 姦淫のイスラエル 1章
ホセアが姦淫の女と結婚させられたのは、神の痛みを身をもって知るため。
長男イズレエルの名は、豊潤な地からイスラエルが散らされることを示します。
長女ロ・ルハマは「愛されない」
次男ロ・アンミは「私の民ではない」。いずれも神の厳しい裁きを表します。
それでもな主は、はるかな将来の、イスラエルの回復と繁栄を告げます。
アブラハム契約は、生きているのです。
メシアによって、ユダとイスラエルは、神の国に蒔かれます。イズレエル(神が蒔く)の名の通りになるのです。
2. 懲らしめと憐れみ 回心と回復 2章
ヤハウェの妻、イスラエルは、偶像礼拝への懲らしめとして主に見捨てられ、捕囚の身となると警告されます。
彼らは、主に与えられた恵みを偶像に注いでしまったのです。
すべての例祭も終わらせられる。神との交わりという民の喜びは取り去られます。
大患難時代の後半、イスラエルは、荒野のボツラに逃れます。
大迫害の中で、主が民を手元に戻されるのです。
イスラエルは民族的回心に至り、すべての不信仰は取り去られます。
神と神の民との永遠の婚姻がなされ、地に平和がもたらされます。
主の真実は、義と裁き、恵みと憐れみにあるのです。
こうして、罪のために散らされたイスラエルが、神の国に、永遠の祝福のために蒔かれるときが来るのです。
3. 迎える懲らしめの期間 3章
娼婦の戻っていた妻を連れ戻して愛するよう、主は命じられます。
姦淫のイスラエルを主が愛されているように。
捕囚で奴隷同然に身を落としたイスラエルも、メシアによって買い戻され、神のもとにとどめられるのです。
今に至るまで、イスラエルの長い流浪は続いています。
国が再興されても、根本的な状況は変わっていません。
最終的な回復はメシアの再臨時です。
4. 神の痛みと愛を味わい知ろう
預言者の警告は、すでに申命記で告げられていたことです。
民は契約を破り、約束の地を追われるが、最終的には回復され、永遠に地を継ぐと。
恵みの時代の今、ただ福音を信じて救われ、永遠の神の民とされます。
主に背けば懲らしめがありますが、永遠の救いは聖霊が保証されています。
イスラエルの歴史を学ぶことは、神の永遠の愛を学ぶことにほかなりません。
滅びを間近にしたイスラエルの姿は、今の私たちの世界に重なります。
偶像、偽教師、偽キリストが、キリスト教世界まで浸食しています。
神の痛みを味わい知らされるなら、神の憐れみが染み渡っていきます。
主はどれほどに私たちを愛され、なお、この世界を憐れみ、保っておられることでしょうか。
父なる神は、愛する子らを叱責されます。甘んじて受けましょう。
神の燃える怒りは、主イエスが私の代わりに負ってくださいました。
主の目線でイスラエルを哀しみ、世界を悼むことができたなら、はかりしれない神の愛をこの身で味わい尽くせることでしょう。