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聖徒伝155 列王記23章 ヨシヤと過越の祭り

 
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2016年9月に、十勝鹿追町オープンした小さな教会です。,Voluntarily(自発的に),Open(開放的に),Logically(論理的に),聖書を学んでいます。史上類をみない大ベストセラー、聖書について、一緒に学んでみませんか? 執筆者は、牧師:三浦亮平です。


【資料はこちらからどうぞ➡】 155_ヨシヤ2_列王記Ⅱ23章_ヨシヤと過越祭_221023

 

1. 全イスラエルのきよめ 列Ⅱ23:1~19

ユダの民すべてが、律法の朗読を聴くために集い、神との契約が再確認されました。

国中の偶像が壊されました。きよめは徹底して行われたのです。

ヨシヤは滅んだ北王国に残っていた金の子牛や祭壇も破壊しました。

さらに墓から取り出した偶像礼拝者の骨を焼いて、徹底的に汚しました。

300年前、無名の預言者が告げたことが、ヨシヤを通して成就されたのです。

神の戒めを破り、北王国で食事を口にしたために獅子に殺された、あの預言者の墓だけは丁重に守られました。

 

2. 過越の祭り 歴Ⅱ35:1~12

即位から18年目、26歳の時、ヨシヤは、律法が定めた通りに過越のいけにえをささげました。

祭司もレビ人も忠実に役目を果たしました。

神にささげるいけにえは、傷もしみもないものでなければなりません。

王は、多くのいけにえを民に与えました。何年も準備を重ねて臨んだのでしょう。

膨大ないけにえがささげられ、民は、神との和解の食卓に招かれました。

最後に祭司たちのためのいけにえがささげられました。

民は、王の命令通り過越のいけにえをささげ、その後7日間、種なしパンの祭りを祝いました。

ヨシヤほど、律法に忠実に盛大に過越の祭りを祝った王はいませんでした。

 

3. ヨシヤの死  列Ⅱ23:24~30

ヨシヤの忠実さにも関わらず、先代マナセの罪ゆえの裁きは変わりません。

ある時、エジプト軍が上ってきます。

アッシリアと連合し、急拡大してきたバビロニアに対抗する算段でした。

この後の戦いでアッシリア、エジプトの連合軍は、歴史的敗北を喫し、バビロニアが世界帝国になります。

 

エジプト王ネコは、主が命じられいているのだと驚きの言葉を告げました。

しかし、聞き入れないヨシヤは変装し、出陣しメギドの平野で迎え撃ちました。

弓で射貫かれあえなく死んだヨシヤ。その死にざまは、悪王アハズと重なります。

バビロニアによるユダの滅びはすでに告げられていました。

神の計画を変えようとした傲慢が、破滅をもたらしたのです。

 

4 .主に従い、行いを伴う信仰を生きよう

ヨシヤの最大の功績は、律法に従い、過越の祭りをささげたことです。

過越の祭りは、出エジプトが起源です。

最後の災いを過ぎ越すため、子羊を屠り、血を門柱と柱に塗るよう命じられ、イスラエルが従った。それが最初の過越の祭りでした。

過越の祭りが示すのは、メシアです。

子羊の犠牲と血は、キリストの十字架の贖い。種なしパンは罪なきキリストを指します。

 

ヨシヤにもバビロン捕囚の裁きは変えられませんでしたが、来たるべきメシアの救いが、過越の祭りによって示されました。

世の終わりが迫る今の時代の希望もメシアにあります。

成し遂げられた十字架の贖いを信じて救われた者は、永遠に神の所有とされています。

大患難時代の最後、イスラエルの回心を経て、メシアは再臨します。

 

ただ主を信頼して聴き従い、行いをもって応答することが求められています。

日々の中で、主に聴き従うことを第一としているでしょうか。

優先順位を明確に、最高の時間、労力、資金を取り分けることから始めましょう。主の道を歩みましょう。

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