聖徒伝1 プロローグ 天地創造 ~最初の天地と地の再創造~ 創世記1:1~2:3
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1. 初の天地創造・サタンの堕落
聖書の神は、天地創造の神であり、世界には、始まりがありました。
創世記1章1節を信じるなら、聖書全体を、そのまま受け入れることができます。
完全な世界が、しかし、2節では「トーフー・ワ・ボーフー」という、神の裁き(イザヤ34:11)を現す混沌に陥っています。
最初の被造物だった最高位の天使・サタンの堕落があったと考えられます。
サタンの堕落、人類の堕落と、世界の破壊は二段階で起こりました。世界の回復もまた、千年王国、新天新地と、二段階であり、対称となっています。
深い闇の世界を、聖霊が、卵を抱く親鳥のように包み込み、新たな命が生み出されようとしていました。
2. 6日間の地の再創造
天地創造の第1日。神が「光あれ」と叫ばれ、現れた光は、物理的な光ではなく、神の栄光(シャカイナグローリー)です。
この1日は、長い時間を指していると主張する人がいます。しかし、特別なことわりがない限り、聖書で1日は1日です。
天地創造の1日は、「夕があり朝があった」と強調されているように24時間です。神は、この次元の時間に制約されません。
第2日に空と海。第3日に陸地と植物。第4日に太陽と月星。第5日に海と空の生物。第6日に地上の生物が造られました。
そして最後に、神のかたちに似せて、人類が、男と女が創造されたのです。
3. 主の安息
第7日に神は、天地創造の業を終え、休息されました。すべての創造の業が完全に成し遂げられたということです。
神は、第7日を聖とされました。神のもの、きよいものとして、他とは完全に区別されたことを現しています。
今の時代には、主を信じた者は、聖とされ、永遠の安息に招かれます。
4. 神の安息を味わおう
神の安息を味わうために、まず必要なのは、創造主と出会い、受け入れることです。
学生時代、人生の目標も見えない虚しさの中、自転車で旅した北海道。広大な樹海のただ中で、ある瞬間突きつけられたのは、吹けば飛ぶような、ちっぽけな自分が、今この瞬間、確かに生かされているという事実でした。
すべてを支えておられる創造主の存在をはじめて思い知らされました。
創造主を受け入れた者は、イエス・キリストとの出会いへ導かれます。わたしの信仰の原体験です。
天地万物を造られた主は、すべてをよしとされました。人は罪を犯し、神から離れましたが、キリストを受け入れる者は再び、神の完全な愛の中に招かれます。
神の安息を味わうために必要なことは、ただ一つ、イエス・キリストの福音を信じること。信じたすべての人は、その瞬間、神の永遠の安息の中に招かれています。
この学びが、主の安息をさらに味わうための、知的、体感的、体系的学びとなっていきますように。