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聖徒伝19 ヤコブ② 創世記28章 天のはしごなるメシア アブラハム契約の継承

2020/08/27
 
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2016年9月に、十勝鹿追町オープンした小さな教会です。,Voluntarily(自発的に),Open(開放的に),Logically(論理的に),聖書を学んでいます。史上類をみない大ベストセラー、聖書について、一緒に学んでみませんか? 執筆者は、牧師:三浦亮平です。

【メッセージアウトラインPDF】19_ヤコブ2_天のはしご_200119

1. ヤコブの霊的体験 創28:10~22

兄の殺意を逃れ、父母と別れ、一人旅立ったヤコブ。彼は、荒野のただ中で身を寄せる場もなく、石を枕元に置いて眠ったのでした。

ヤコブは天地をつなぐ梯子を夢に見ます。天使が上下するその上に、神の臨在があり、栄光が輝いていました。

 

主は、アブラハム、イサクの神である、ヤハウェなる名を宣言し、アブラハム契約の三つの条項を確認されます。

①土地の約束、②子孫の約束、そしてメシア到来の③祝福の約束です。

さらに主は、ヤコブの旅を帰還の時まで確かに守ると約束されたのでした。

 

ヤコブは、その地をベテル(神の家)と名付け、帰還の折には生涯を神に捧げると誓いました。

この出来事が、ヤコブの信仰の原点として据えられたのです。

 

2. ハランの地での出会い 創29:1~14

700㎞を旅して、無事目的地ハランへと辿り着いたヤコブ。立ち寄った井戸で早速、探していた親族の消息を知ります。

待っている間に地元の羊飼いたちの労働の非効率さを指摘するなど、いかにもヤコブらしい人となりが現れています。

 

間もなく、叔父ラバンの娘で、ヤコブの従妹であるラケルが、羊の群れを連れてやってきたのでした。

ヤコブは、羊に井戸の水を飲ませ、ラケルに口づけし、声をあげて泣きました。絶望と孤独、神との遭遇、長旅を経て与えられた運命の出会いでした。

従妹ヤコブの訪問を、走って父に告げたラケルに、行動力と誠実さを感じます。

叔父ラバンは、「あなたは本当に私の骨肉です」と告げました。ヤコブは、荒野での天涯孤独の身から、再び血族のもとへと迎え入れられたのでした。

 

3. 生けるキリストと共に歩もう

天地をつなぐ梯子とは、メシアそのものなのだと、主イエスご自身が宣言されています(ヨハネ1:51)。

主イエス・キリストは、十字架の贖いの死と復活によって、罪の隔てを破り、神と私たちの間をつなぐ、梯子となられました。

ここから知らされるのは、アブラハムの子孫から現れると約束されたメシアご自身が、ヤコブの生涯を守り、導いたということです。

荒野で、アブラハム契約が、神ご自身によってヤコブに継承されました。

ヤコブは、体験的に主を知っていくことを願い求め、約束の地へ帰還したおりには、全的献身をすると主に誓いました。

主は、ヤコブを確かに守り、ハランへたどり着かせてくださいました。そしてヤコブは、新たな家族、将来の妻と出会ったのでした。

 

孤独と絶望、危機と恐れの中で、主はヤコブに語り掛けられました。

天地をつなぐ梯子なる主イエス・キリストが、主を愛するすべての人と、どんな時でも共にいてくださいます。

永遠の故郷である神の国へたどり着くことは、福音を信じた、すべての人に完全に保証されています。

世の試練のただ中にあって、共におられる主を仰ぎ見ましょう。

決して失われることのない主の約束を握りしめ、主に向かって、次の一歩を踏み出しましょう。

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