十勝の鹿追町 聖書と人生のいろいろ

聖徒伝46 モーセ20 民数記31~36章 「契約の主に導かれて」 相続地の分割

2020/08/27
 
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2016年9月に、十勝鹿追町オープンした小さな教会です。,Voluntarily(自発的に),Open(開放的に),Logically(論理的に),聖書を学んでいます。史上類をみない大ベストセラー、聖書について、一緒に学んでみませんか? 執筆者は、牧師:三浦亮平です。


【メッセージアウトラインPDF・資料はこちら➡】46_モーセ20_民数記⑥_200809

1. ミディアン人との戦い 31章

ミディアン人との戦いは、イスラエルが裁きの器として用いられた「主の戦い」でした。

呪術師バラムも討たれ、この地は完全に滅ぼし尽くされました。

戦利品は、兵士たちと全会衆で分けられました。

一人の犠牲者もいなかったことに、兵士たちは主を畏れ、自発的に多くを献げたのでした。

 

2. ヨルダン川東岸の相続地 32章

イスラエルが手に入れた地は牧畜には最適でした。

ガド族とルベン族は、ここを相続地に求めたため、モーセは厳しく叱責しています。

両部族は、全部族が相続地を得るまで、戦いの先頭に立つことを約束し、全部族の前で了承を得たのでした。

 

3. 荒野の40年 回顧と警告 33章

出エジプトからモアブの草原に至るまでの40年の歩みが回顧されています。

今再び主が告げるのは、カナンの民を追い払い、偶像を粉砕し、汚れた土地をきよめることでした。

そして、各々の部族の数に応じ、くじで相続地が定められるのです。

カナンの民を残せば、とげのようにイスラエルをさいなめることになる。その警告は、後に現実になります。

 

4. 相続地の分割 34章

イスラエルの領土の教界が告げられます。

南はネゲブの荒野カデシュ・バルネアから、北はユーフラテス川に至るまでの広大な土地でした。

実際にイスラエルが占領するのは、その南半分にも満たず、最も栄えたソロモン王の時代すら及びません。

約束の地のすべてを治めるのは、メシア再臨後の千年王国においてです。

 

5. レビ人の町 逃れの町 35章

相続地のないレビ人には、各部族の内に居住地が与えられました。

レビ人は、各部族の民に律法を教え、信仰の模範となることが求められました。

6つ定められた「逃れの町」は、過失致死を犯した者の緊急避難所でした。

その罪は、大祭司の死去の際に恩赦されました。これは、メシアの十字架の贖いを示す予表となっています。

 

6. 相続の補則 36章

息子がいない場合、娘が相続することが認められました。

問題は、その娘が他の部族の者と結婚した場合です。

部族の土地が他に渡ることのないよう、相続権を持つ娘は、同族と結婚することが定められました。

 

7. 約束された恵みの前味

律法を守り通せなかったイスラエルは40年の放浪を招き、旧世代は死に絶えました。

それでも神の約束は変わらず、新世代に引き継がれました。

荒野で死んだ者たちにも、信仰による救いは約束されています。

 

聖書の救いは、終末的救いです。

イスラエルが恵みをすべて味わうのは、メシア再臨後の千年王国においてです。

一方で、今この瞬間から味わえる信仰者の恵みがあります。日々、主に従い、味わい知っていきましょう。

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