聖徒伝62 ヨシュア④10~12章 主の戦いを戦おう カナン諸氏族の征服
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1. 南部の戦い 10章
カナン南部のアナク人の5都市が連合し、裏切り者のギブオンを襲いました。
援助要請を受けたヨシュアは、標高差千mを駆け上り、敵を撃退します。
敗走する敵に、巨大な雹が降り注ぎ、剣で打たれた以上の死者が出ました。雹は、主ご自身の裁きを象徴しています。
その日、太陽と月が中天にとどまるという驚くべき奇跡が起こっています。
この宇宙の法則を越えて働き得るのは、天地を造られた唯一の神だけです。
5人の王は討たれ、エルサレム以外の南部の諸都市は聖絶されました。
こうして、中央部に引き続き、南部一帯をイスラエルは征服したのです。
2. 北部の戦い 11章
キネレテ湖(ガリラヤ湖)の北、要塞都市ハツォルを中心に北部諸国が連合し、イスラエル反撃の狼煙を上げます。
ヨシュアは、100kmを北上し、連合軍の集結地メロムを急襲。さらに、北西のシドン、北郷のミツパまで追撃しました。
最後に、ヨシュアは、盟主ハツォルを陥落、聖絶しました。
「主がモーセに命じられたすべてのことばを、彼は一言も省かなかった。(ヨシュア11:15)」 とある通り、ヨシュアは、主に忠実に従い通した結果、約束の地の多くを手にしたのでした。
3. イスラエルの征服地 12章
12章ではまず、イスラエルが最初に占領した、ヨルダン川東岸の地域が詳細に記されます。
東部南部のヘシュボンの王シホンと、東岸北部のバシャンの王オグ。強大な二つの王国を破り、イスラエルのルベン族、ガド族、マナセ族の半分が相続地を得ました。
さらに、イスラエルが征服した王の名が列記されています。
北は、レバノンの谷から南はセイル山までの一帯を、イスラエルは手に入れたのでした。
カナン人を裁き、彼らの土地をイスラエルに与えるという主の約束は、確かに成就されたのです。
恵みの時代に恵みを受け取ろう
人には自由意志が与えられています。それは、神を愛し、人を愛するため。
悔い改めて、救いを得るチャンスは、すべての人に与えられています。
神に背き、神の民を憎み続けていくなら、いつかその機会は失われます。
全知全能の神は、すべてのことに最終的な責任を負われます。
背き続けた者の心を頑なにし、裁かれるのです。
愛の神の一方的な介入がなければ、人類はとうの向かいに滅んでいました。
破壊の限りを尽くしながら、なお人類は、神の憐れみに生かされています。
私は、今この瞬間を、ただ主の憐れみによって生かされていると知りましょう。
罪を思い知らされたなら、あとはただ、恵みを味わい尽くすだけです。
主イエス・キリストは、私の罪のために十字架にかけられ、死んで葬られ、死を打ち破って復活されました。
ただ信じれば、永遠の祝福が与えられます。
生かされているだけのこの身と分かれば、主への感謝しかありません。
命の御言葉を味わい尽くし、この喜びを、平安を、人々に伝えていきましょう。