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聖徒伝149 南北の王5 歴代誌第二17章 アッシリア捕囚 北王国イスラエルの滅亡

 
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2016年9月に、十勝鹿追町オープンした小さな教会です。,Voluntarily(自発的に),Open(開放的に),Logically(論理的に),聖書を学んでいます。史上類をみない大ベストセラー、聖書について、一緒に学んでみませんか? 執筆者は、牧師:三浦亮平です。


【資料はこちらからどうぞ➡】 149_南北の王5_列王記Ⅱ17章_アッシリア捕囚_220911

 

1. アッシリア捕囚 17:1~8

北王国の中では比較的ましだったホセア王。それでも不信仰なのは同じです。

アッシリアに北部を奪われたホセアは、エジプトを後ろ盾にしますが、アッシリアの怒りを買い、滅ぼされます。

王をはじめ、イスラエル人の多くは、アッシリアに強制移住させられました。

すべての原因は、イスラエルが重ねて来た偶像礼拝の罪にほかなりません。

 

2. アッシリア捕囚の理由  17:9~23

列挙されるイスラエルの偶像礼拝の罪。主の律法を破り、預言者たちの警告も無視し続けてきた彼らに、弁解の余地はありません。

空しい偶像に従い、彼ら自身、空しいものとなりました。

主を拒み通した末に、激しい神の怒りが下されたのです。

かろうじて、ユダ族だけが残されました。歴代の預言者が告げた通り、アッシリア捕囚は起き、イスラエルは滅ぼされました。

 

3. アッシリア捕囚の結果  17:24~33

アッシリアは、イスラエルを捕囚として空いた土地に、支配した別の民を強制移住させました。

イスラエルの神を知らない彼らを獅子が襲い、犠牲者が出ます。

アッシリア王は、サマリアの祭司を送り、異邦の民に、主を礼拝させ、主の怒りを収めようとしました。

しかし、サマリアの偽祭司に何の力もありません。諸国の民は、各々に偶像を築き、礼拝をささげました。

約束の地に住みながら、唯一の神に立ち返ることはなかったのです。

確認されるシナイ契約。ただ主を恐れ、礼拝するのが神の民の務めです。

この後、イスラエルと異邦の民の混血が進んできました。その末裔が、サマリア人と呼ばれる人々です。

 

4. 闇の中で共におられる主を覚えよう

BC740、第一次捕囚で、まずヨルダン川東岸の三部族が滅ぼされました。

そしてBC725から3年間の包囲の末に、サマリヤの都が占領されたのです。

この後、捕囚の民の帰還の記録はありません。「失われた十部族」と言われるゆえんですが、決して失われたわけではありません。

北から南に逃れた人々、残された人々がいました。

70年のローマによるエルサレム陥落で、個々の部族の系図は消失しましたが、全部族は今も存続しています。

ただ神のご計画とお守りのゆえです。

 

律法が記す最大の罪が偶像礼拝です。

ヤロブアムが金の子牛を築いて以来、イスラエルは、この道をひた走りました。

北王国が、現代の自由主義神学の教会に重なります。彼らの偶像は、人間の理性、自分たちの正義です。

 

南王国が福音派とするなら、状況はもっと深刻です。

偽りの教理が忍び込み、リベラルの影響は、無自覚に浸透していっているように感じます。

 

イスラエルに、ひたすら律法を守るよう戒められたように。今、私たちには、ただ福音に堅く立ち続けることを求められています。

携挙の瞬間まで、主が宣教の場を守り、機会を与えてくださいます。

主を信頼して、歩み続けて行きましょう。

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