洗礼・バプテスマとは? 主イエスの福音を信じたしるし
目次
0. バプテスマの意味
バプテスマは、「バプティゾー(浸す)」という言葉から来ており、布を染料に浸して染めることもバプティゾーです。何に浸して、何に染まるかが問題です。
1. 洗礼者ヨハネのバプテスマ
洗礼者ヨハネが授けていた、悔い改めのバプテスマとは、悔い改めに浸されること。わたしは完全に悔い改めました、ということです。イスラエルが、神への背きを悔い改め、メシアを迎える準備ができたことを現すためのバプテスマでした。
「そのころ、バプテスマのヨハネが現れ、ユダヤの荒野で教えを宣べて、言った。『悔い改めなさい。天の御国が近づいたから。』マタイ 3:1~2」
2. イエスの名によるバプテスマ
ペンテコステに聖霊を受けたペテロは、イスラエルの民に、あなた方が十字架につけて殺したナザレのイエスこそメシアだと宣言し、こう訴えました。
「悔い改めなさい。そして、それぞれ罪を赦していただくために、イエス・キリストの名によってバプテスマを受けなさい。使2:38」
これは、イエスをメシア(キリスト)と信じて、罪を許されたなら、キリスト(メシア)の名に浸されなさい。つまり、キリストの権威に完全に服しなさいということです。この時には、三千人が、信じてすぐにバプテスマを受けました。
3. バプテスマは、信じたしるしです
モーセの律法の下、イスラエルの民は、割礼という儀式を命じられていました。割礼は、「信仰によって義と認められたことの証印(使4:11)」、しるしでした。
同様に、バプテスマも、主イエスを信じた、しるしとして受けるものです。
イエスの福音を信じた人の内には、聖霊が住まわれ、心に割礼が授けられています。
4. バプテスマは、イエスの命令です
福音を信じてイエスの弟子となった者は、バプテスマを受けるように、イエス様が命じられています。「大宣教命令」と呼ばれる、イエスの昇天前の最後の命令です。
「それゆえ、あなたがたは行って、あらゆる国の人々を弟子としなさい。そして、父、子、聖霊の御名によってバプテスマを授け、また、わたしがあなたがたに命じておいたすべてのことを守るように、彼らを教えなさい。マタ28:19~20」
5. バプテスマは、キリストを着ることです
イエスを信じ、バプテスマを受けた人は、イエスに染まり、イエスを着ています。さらに、イエスを着たすべての人は、キリストの体の一部となっています。
「あなたがたはみな、キリスト・イエスに対する信仰によって、神の子どもです。バプテスマを受けてキリストにつく者とされたあなたがたはみな、キリストをその身に着たのです。ユダヤ人もギリシヤ人もなく、奴隷も自由人もなく、男子も女子もありません。なぜなら、あなたがたはみな、キリスト・イエスにあって、一つだからです。ガラテヤ3:26~28」
6. バプテスマは、古いあなたが死んで復活したことのしるしです
「あなたがたは、バプテスマによってキリストとともに葬られ、また、キリストを死者の中からよみがえらせた神の力を信じる信仰によって、キリストとともによみがえらされたのです。コロサイ 2:12 」
主イエスの福音を信じた瞬間、古いあなたは死に、新しい命に生まれ変わりました。福音を信じたのなら、どうぞ、確信もってバプテスマされてください。
信じて受け入れるべき福音とは、イエス・キリストが、わたしの罪のために十字架で死に、墓に葬られ、三日目に復活され、今も生きておられる、ということです。