元祖コーチングはイエス!? 現役最強コーチは聖霊?!
0. コーチングとは?
先日、鹿追キリスト教会で開催したコーチングカフェ。参加された方からは、すっきりしました、いい時間でした、と好評でした♪
コーチングとは、その人自身の本来の力を引出し、望んでいる目的に向かって歩んでいけるよう、傾聴し、サポートするものです。
行き詰っている時は視野も狭くなっているもの。コーチングではたとえば、「一歩下がってみたら、どんな景色が見えますか?」と、別な視点や可能性を探るきっかけを提供します。
基本的に、コーチからの提案やアドバイスはしません。人は、自分で気づいたときに初めて、自発的に行動するからです。
コーチの側のトレーニングで、一番の壁は、ついつい、頭の中に、「こうしたらいいのに」と思い浮かべてしまうこと。
しかし、たいがいの場合、こちらの考える解決策は、ずれているのです。
今回のコーチング・カフェでも、モデルを努めてくださった方の最終的な選択に、聴いていたみなさん、驚かれていました。
コーチングをしていて教えられるのは、人それぞれ、本当に、思考のパターンも、プロセスも異なるのだということです。
1. コーチングは、信頼が土台
コーチングで、スキル以前に重要なのは、相手への尊敬と信頼です。傾聴とは、愛の表現だと言えます。
誰しも欠けがありますが、それも含めて相手を愛する愛。となると、行き着くところは、神様の無償の愛です。
この人のことも神様は愛され、尊ばれていると知れば、コーチをする心持も変わります。
2. イエス様のコーチング
イエス様は、度々弟子たちに質問しています。
「人々は。わたしのことをなんと言っているか」「あなたは、どう思うのか」
この質問が、「あなたはメシア、生ける神の子です」というペトロの歴史的な信仰告白を引き出したのでした。(マタ16:16)
3. 聖書の救いは、未来志向
コーチングの特徴は、基本的に未来志向だということ。
過去に焦点をあてるカウンセリングが、スタート地点に着くまでを導くなら、コーチングは、歩みだした人と寄り添うことだと言えます。
聖書の言う、「悔い改め」とは、間違いに気づいたら、方向転換をすることです。
なぜ間違えたのか、原因の確認は、同じ過ちを繰り返さないためには重要です。
しかし、過去にとどまって、自分や誰かを責め続けてしまっているとしたら…。そんなことを、神は望んでおられません。
「イエス様がわたしの罪のために十字架で死に、葬られ、復活された。」
そう信じたとき、古い自分は死に、新しい自分に生まれ変わりました。多くの罪や様々な傷を抱えた自分も死んだのです。
悔い改めは、瞬間的なできごとです。
イエスなど知らないと三度も口にした弟子ペトロ。キリスト者を迫害していたパウロ。ともに、たいへんな罪を犯しました。
しかし、ペテロもパウロも、悔い改めた後は、くよくよ過去を振りかえって後悔などしていません。
そもそも人の罪は、振り返って原因を探ったから、どうなるものでもないのです。
どうしようもないからこそ、イエス様は、私たちの身代わりに十字架につけられたのでした。
4. すべての罪はゆるされた
イエス様の十字架によって、あなたのすべての罪はゆるされました。
信じた人は、そのゆるしを手にしています。
悪魔すら、あなたの過去の罪を告発することはできません。
だから、あなたの心を執拗に過去に向けさせようとするような働きやプログラムがあるなら、それは、聖書的な原則から逸脱したものです。
まず大切なのは、救われた、罪ゆるされたという恵みを存分に味わうこと。
そこから感謝が生まれ、喜びが溢れだし、どうしようもなかった自分の欠けが埋められ、変えられていくのです。
信じたすべての人の内に、神の霊なる御聖霊がおられます。最強コーチが聖霊様です!
信じて救われ、信じて変えられていく。
救いも、霊的成長も、神様がご自身が行ってくださるのだと信じること。
そのシンプルさが、聖書の語る救いです。