十勝の鹿追町 聖書と人生のいろいろ

Q:信者が増えると報奨金とかもらえたりするんですか?

2020/02/04
 
この記事を書いている人 - WRITER -
2016年9月に、十勝鹿追町オープンした小さな教会です。,Voluntarily(自発的に),Open(開放的に),Logically(論理的に),聖書を学んでいます。史上類をみない大ベストセラー、聖書について、一緒に学んでみませんか? 執筆者は、牧師:三浦亮平です。

Q:熱心に伝道してるクリスチャン見て、よくやるなぁ、と不思議です。
大きなイベントやったりもしますよね? 成果があると、報奨金とか出るんですか?

1.びっくりするほど、何もありません!

いろんな教派、教団がありますけど、信者が増えたら報奨金なんて話は聞いたこともありません…。

海外の教会や宣教団体がサポートして、大規模な伝道集会が開催される場合もありますが、支援している教会・団体と、受け入れ先の地域の教会で、資金的にも人的にも協力しあって行ってます。

大きな集会を開くとなれば、かなりの資金が必要になりますが、それも元をたどれば、一人一人のクリスチャンの自発的な献金なのです。

やる方は、何人の人が福音を受け入れて救われた、なんて喜々としてやってますが、何かもうけになるのかと言われると…、何にもありません。

だいたい、日本は世界的に見ても宣教困難で知られる有数の地なので、大きな伝道集会を開いても、信じる人は微々たるものなのです…。

一体何人が、実際に教会に加わって、教会の担い手になっていくかなんて、経済効果を考えたら、あんなに非効率なことはないでしょう。

海外からの宣教師として来られる方々には頭が下がります。わざわざ日本みたいな宣教の難しいところに来なくても、短期間でたくさんの人が信者になっている地域があるんですから…。

2.報奨金があったら福音が歪みます!!

イエス様は、弟子たちを派遣する時に、「あなたがたは、ただで受けたのだから、ただで与えなさい(マタイ10:8)」と命令されています。

福音は、神様から無償で与えられたものだからです。

報奨金なんてものがあったら、お金のために信じさせようとか、本質からすっかり外れてしまうでしょう。

教会が国家権力と一体だった時代には、自分たちの影響力を増すために、という政治的な意図がからんだこともあったようですが、そうすると途端に、教会は力をなくし、停滞するのです。

3.好き好んでやってます!!!

福音宣教の原則は、好き好んでやる、ということです。

好き好んでやっている時にこそ、教会は生き生きとするし、成長もさせられるのだと、わたし自身、実感させられています。

経済的な裏付けも、組織的な後ろ盾もなく、地方の町で小さな教会を始めましたが、こんなこと、好き好んででなければ、やってられないですよね?

今の世界の教会をみても、国教化した伝統的なキリスト教国が低迷の一途をたどる一方で、草の根的な伝道が行われている国々は、がぜん元気です。

迫害の厳しい、共産圏やイスラム教圏での伝道が、一番力強いというのは、本当に不思議なことです。

 

クリスチャンは、世間的に見れば、ずいぶん物好きな人々でしょう。

地上での報酬はともかくとして、神の国では、すべてのクリスチャンに対して、神様からの報償が用意されています。

それは、神の国をイエス様と共に受け継ぐという報いであり、一人一人の行いに対する報いです。

ちょっと途方もなさすぎて、実感涌きませんが…^^;。

 

とにもかくにも、クリスチャンとして生きることには、何ものにも代えがたい魅力があると確信しているので、好き好んで教会に集い、好き好んで伝道しているのです。

あなたにもぜひ、神様からの無償の愛のプレゼント、受け取っていただきたいです♪

それだけが、好き好んでやっている伝道の、たった一つの動機づけです。

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2016年9月に、十勝鹿追町オープンした小さな教会です。,Voluntarily(自発的に),Open(開放的に),Logically(論理的に),聖書を学んでいます。史上類をみない大ベストセラー、聖書について、一緒に学んでみませんか? 執筆者は、牧師:三浦亮平です。

Comment

  1. 孫斉賢 より:

    その通りですね。

    • sikaoichurch より:

      ありがとうございます。
      直球の質問から、シンプルに原点に立ち続けることの大切さを改めて確認させられました。

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