Q:2018年は、どんな年になりますか? 聖書予想?!
1. 聖書は占いの書ではありません
新年を占う、なんて記事をよく目にする時期です。いつ何が起きるか、知ることができれば…というのは、昔から尽きることのない人間の願望ですね。
聖書の預言を借用して未来の予言をしている人はたくさんいますが、ことごとく外れています。
聖書は、占いでも予言書でもありません。
世の終わりについて尋ねた弟子たちにイエスは、「あなたがたの知るところではない(使1:7)」と答えられました。
戦争の騒ぎやうわさも起こるに決まっているが、世の終わりではない、とも。
2. 未来について教えられていることも
未来について、聖書が告げていることもあります。
世の終わりがやってくること。世界的な戦争と頻発する地震が産みの苦しみの始まりとなること。
ある時突然、教会(真の信者)が天に挙げられ、その後、大患難時代と呼ばれる最後の7年間がやってくること。
大患難時代の最後に、キリストが再臨され、世界から悪が一掃され、エデンの園のような楽園に回復されること…などです。
3. 今は、産みの苦しみの時代です
何年に何が起きるということは一切不明ですが、大きな流れの中で、今の時代はどこかという検討はつきます。
「民は民に、国は国に敵対して立ち上がり、方々に地震があり、飢饉が起こる。これらは産みの苦しみの始まりである。マルコ13:8」
20世紀初頭、人類がかつて経験したことのない世界大戦が起きました。20世紀以降、大地震も激増しています。
聖書預言の総まとめである黙示録から分かるのは、この時代の最後の大患難時代には、ユダヤ人がエルサレムに帰還し、神殿が再建されていることです。
「不信仰のままの帰還」という状況は、世俗的なユダヤ人移民を中心としたイスラエル建国によって果たされました。
4. 2018年も変わらぬ信者の使命
預言のスケジュールでは、次に北の諸王国によるイスラエル侵攻が起こります。
中東諸国の内乱による弱体化、北方のロシアの影響の増大など、連想させる出来事が起こりつつあります。
北朝鮮は、イスラエルと最も激しく対立するイランと親しい国です。北朝鮮が核兵器を完成させれば、独裁者やテロリストに売られる可能性も大です。
米国は、北朝鮮に、核のコントロールを望めないカルト国家という烙印を押し、最後通告を突きつけ、着々と開戦の準備を進めているようです。
何が起きてもおかしくない、そんな時代の緊張感は、増し続けています。
いずれにしても、聖書が明らかに記すのは、戦争も災害も増え、世界は悪くなっていく一方だということです。
2018年も大きな流れは変わりません。
しかし、それにも関わらず、宣教に必要な最低限の平和は保たれます。
「しかし、まず、福音があらゆる民に宣べ伝えられねばならない。マルコ13:10」とイエスが宣べたように、この時代に救われるべき全ての人に福音が伝えられるまで、終わりの時は始まりません。
新年も、福音宣教がクリスチャンの変わらぬ使命です。