動画&まとめ「教会とは?」~聖書が教える教会の働きと使命~
1. 教会の過去
エクレシア(教会)は、「呼び出された会衆」という意味。人の集まりです。
教会は、イエスの復活から50日後の五旬祭に、エルサレムで祈っていた弟子達に聖霊が降った時、誕生しました。
最初の教会は、皆ユダヤ人でした。
その後、迫害で散らされた信者により、離散のユダヤ人に、さらに異邦人に福音が伝えられました。
ユダヤ人も異邦人もただ福音を信じ、聖霊のバプテスマを受けて、一つのキリストの体なる教会とされたのです。これが「普遍的教会」です。
普遍的教会は、すべての時代、場所の真実の信者全員を含む、一つの教会です。
普遍的教会は、建物でも、教派・教団、国家教会でもなく、来たるべき千年王国でも、イスラエルでもありません。
一方、特定の地域にあり、「○○教会」と呼ばれるのが地域教会。そこには、真の信者と偽の信者が混在しています。
イスラエルがメシアを拒んだ時、奥義としての王国の時代が始まりました。旧約では隠されていた、この時代の中心が教会であり、神の永遠の計画の現れです。
2. 教会の現在
教会は福音を伝え、異邦人の中から「主の御名をもって呼ばれる民」を召します。
教会の異邦人信者は、ユダヤ人に妬みを起こし、悔い改めに導きます。
教会は、神の臨在の場となります。
この教会時代に、救われるべき最後の異邦人が救われ、教会が完成する時、永遠の栄光が神にもたらされます。
福音を信じた者は、その瞬間、キリストの体なる教会の一部とされています。
3. 教会の未来
パン種のたとえ(マタイ13:33)でイエスは、教会に偽りの教えが入り込み、悪影響を与えることを予告されました。
事実、教会の歴史は偽りの教えとの戦いの歴史でした。
黙示録3章では、教会時代の終わり、背教の教会への警告が記されています。
キリストを外に締め出しているラオデキア教会の姿は、人間の理性を聖書の上に据えた、人間中心の自由主義神学の教会に重なります。
それでもなお、真実の教会は、完成へと向かっていきます。
黙示録19章には、花嫁として迎え入れられ花婿キリストと結婚した教会を祝福する婚宴の様子が記されています。
救われるべき最後の一人が福音を信じた時、教会はキリストの花嫁として天に挙げられます。これが携挙です。
五旬節から携挙までが教会時代です。
4. キリストの弟子の使命
教会は、キリストの体。頭はキリストであり、信者である私たち一人一人がキリストの体の小さな一部分です。
救いには、普遍的教会とのつながりが必要であり、信仰の成長には、地域教会とのつながりが必要です。
神の計画の深く知り、兄弟姉妹との交わりを深め、関係性の中で、互いに育まれていくこと。それが、キリストの体の一部である一人一人の信者に、求められていることです。
信じた者の内にある主イエスの命が、あなたを導き育み、さらなる恵みを味わわせてくださいます。信頼して歩み、福音宣教へ派遣されて行きましょう。