聖徒伝47 モーセ21 ①申命記1~4章 主の約束に生かされて モーセの追想・新世代へ
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1. 序章 1章1~8節
アブラハム契約に基づく相続地を目前にした、新世代へのモーセの遺言。
それが申命記であり、律法の注解が主な内容です。
2. 荒野の40年 1章
裁き人たち、イスラエルの統治体制がまず確認されています。
次いで語られるのは、荒野の40年を招いたカデシュ・バルネア事件。
民が提案し、モーセが了承し、神が認めた偵察隊でしたが、その帰還は、恐怖と混乱をイスラエルにもたらしました。
民の責任を指導者モーセも負い、ヨシュアとカレブだけが、約束の地に入ることを認められたのでした。
3. 40年後の戦い 2章
イスラエルがセイルの山地を大きく迂回したのは、エドム、モアブ、アンモンとの戦いを避けるためでした。
アブラハムの子孫である彼らは、強大な先住民を打ち破って、この土地を得ました。神の守りがあったのです。
傍流の民族でさえ、これだけ祝福されるなら、イスラエルの祝福はどれほどか。大きな励ましになったでしょう。
一方、平和的な申し出を拒んだアモリ、バシャンとは戦いが起きます。王シホンの心は、主に頑なにされました。
私たちが自由意志で選んだことすら、神の御手の内にあります。御心に適って用いられる者でありたいと願います。
4. 最初の占領地 3章
寝台のサイズから、身長3mとはあったと思われるバシャン王オグ。
かつてカデシュで震え上がった強大な民族を、イスラエルは、主の力によって打ち倒したのです。
約束の地を得る前哨戦は、大勝利となり、アモリ、バシャンとの戦いは、後々まで語り継がれていきました。
占領したヨルダン川東岸を、ガド族、ルベン族が相続地としています。
モーセは、ヨシュアに「恐れるな」と告げました。主が戦われるのです。
5. 使命と戒め 4章
主の命令に従い歩むことがイスラエルの使命です。
生かされるのは、ただ主にすがる者。親の世代への裁きをもって、イスラエルの新世代は、神の戒めの重さを学びました。
約束の地で堕落すれば、裁きがあります。やがてイスラエルは、その地から散らされますが、悔い改めるなら、再び主と出会うと予告されています。
終わりの日・大患難時代の民族的回心までもが、この時点で言及されている。おそるべきことです。
6. 当たられた恵み 祝福された約束
罪の認識が進むほどに、神の恵みを深く味わわされていきます。
モーセは、新世代と共に、主の恵みを味わい、その身に刻もうとしています。
今与えられている恵みを確認し、すでに与えられた恵みを思い起こす。そして、将来に約束されている計り知れない祝福に思いを馳せましょう。
学びを深めるほど強まる将来への確信が、喜びわき上がらせてくれます。