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聖徒伝75 士師⑨ 17~18章 ミカとダン族 偶像を巡る争い

 
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2016年9月に、十勝鹿追町オープンした小さな教会です。,Voluntarily(自発的に),Open(開放的に),Logically(論理的に),聖書を学んでいます。史上類をみない大ベストセラー、聖書について、一緒に学んでみませんか? 執筆者は、牧師:三浦亮平です。


【メッセージアウトラインPDF・資料はこちら➡】75_士師記⑨_17~18章_偶像を巡る争い_210314

 

1.ミカの偶像 18章

神を讃える名を与えられながら、自ら宮を作り、息子を祭司とする大きな罪を重ねていったエフライム族のミカ。

幕屋が設置されたシロは、すぐ近くでした。罪の重大さを知らされます。

放浪していた一人のレビの若者が、あるときミカの家に泊まります。主が定めた町を征服できず、他の町に寄留するレビ人の一人がこの若者でした。

レビ人の中のアロンの家系にだけにゆるされたのが祭司ですが、ミカは、一介のレビ人に過ぎない若者を自分の宮の祭司としてしまいます。

ミカは、主が幸せにされたと喜びました。どこまでも自分本位な信仰です。

 

2.ダン族の移動 19章

割り当てられた相続地の大半は、強敵が住み、手を出せませんでした。ダン族はそのため、5人の偵察隊を派遣し、他の場所への移住をもくろみました。

道中に立ち寄ったミカの家で、偵察の5人は、偽祭司の若者と会います。彼らは、あろうことか、偽祭司に神へのとりなしを求め、偽祭司は、主がこの旅を認めていると宣言したのでした。

5人が見つけた土地は、最北のヘルモン山の麓、ライシュでした。

ダン族は、武装した600人の兵を中心に、子女も合わせ、数千人の移民団を出発させます。宿営地に、マハテ・ダン(ダンの宿営地)と名づけられるほど、人々の印象に残った出来事でした。

移民団は、ミカの家に行き、宮の彫像や祭具、そして祭司を奪い取ります。

氏族の祭司になるよう誘われた若者は、心躍らせて一行に加わりました。

追いついたミカは抗議しますが、多勢に無勢。殺すぞと脅されると、断念して引き返しました。ミカの幸せは、偶像と偽祭司と共に去ったのです。

ダン族は、ライシュの民を全滅させ、安々と土地を手に入れると、彫像を立て、あの若者を祭司としました。

偽祭司の系譜は、北王国が捕囚によって滅ぼされる時代まで続きました。

 

3.実を結ぶ信者となるために

「ダンは獅子の子。バシャンから踊りでる(申33:22)」 モーセが告げたダン族の預言です。

主は、ダンが最初の相続地を離れ、バシャン(ゴラン高原)北部のライシュ(雄獅子)に住むようになることを最初からご存じだったのです。

主に背いたダン族は、結局、主の意図した通りの道を歩まされました。それでも悔い改めに至ることなく、最終的に滅びをその身に招いたのでした。

 

偶像礼拝の究極は、自分の欲望や願望を第一に、自分を神とすることです。

御心を求めると言いながら、自分の満足だけを追いかけていないか。御言葉を極めて都合良く、自分のために勝手に解釈していないか、問われます。

 

聖書の求める信仰は、主の命令に従うものでなければ意味がありません。

真の著者である神の意図は何か。問いつつ学びを重ねましょう。適用のない学びは、実を結ばない苗です。

福音を告げ、示されたことを具体的な行動へと、つなげていきましょう。

今日私は何を行い、何を行えなかったのか。主の問いを受け続けましょう。

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