十勝の鹿追町 聖書と人生のいろいろ

聖徒伝101 ダビデ篇17 サムエル記第二19~20章 ダビデの帰還

 
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2016年9月に、十勝鹿追町オープンした小さな教会です。,Voluntarily(自発的に),Open(開放的に),Logically(論理的に),聖書を学んでいます。史上類をみない大ベストセラー、聖書について、一緒に学んでみませんか? 執筆者は、牧師:三浦亮平です。


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1. 帰還する王を巡る人間模様 19章

息子を失い悲嘆に暮れる王に、ヨアブは脅迫めいた叱責をします。命がけで戦った兵士たちを辱めたままなら、人心を失い、大変な苦難を招くと。

ヨアブの残忍さは、ダビデの罪が煽ったとも言えます。ダビデは警告を受け入れ、兵の前に姿を見せました。

一方ダビデは、アブサロム軍の長だったアマサを新たな将軍に決め、ユダ族へのゆるしの姿勢を示しました。

 

ダビデを迎えにヨルダン川までやってきたユダ族。そこにダビデを呪ったベニヤミン人シムイもいました。必死に謝罪したシムイを王はゆるしました。

メフィボシェテがやってきて、主人を出し抜いたツィバの嘘が明らかになります。それでもメフィボシェテが王と来なかったのは事実です。ダビデは、地所を二人で分けるよう告げました。

逃亡先のダビデを支援したバルジライに、王はエルサレムで面倒を見ようと申し出ますが、老いたバルジライは、故郷で余生を送ることを望み、息子キムハムを王と同行させました。

 

遅れてやってきたイスラエルの十部族は、ユダ族が出し抜いたと責めます。ユダ族は断固として抗議を退けました。ここには、後の南北分裂の芽が表れています。

 

2. 分断の根・反逆者たち 20章

居合わせたベニヤミン人シェバは、ダビデのうちに、イスラエル十部族の割り当て地はないと叫び、民を帰らせます。邪悪な意思で扇動したのです。

都に戻ったダビデは、新将軍アマサを兵の召集のためユダに派遣します。

しかし、三日の期限に間に合わず、王はシェバ追撃のため、先にアビシャイに引き入らせた軍を出陣させました。

集結地のギブオンに、アマサが遅れて到着。この時、ヨアブは、騙し討ちでアマサを刺し殺し、将軍の座に自ら返り咲きました。

 

イスラエル最北の町、アベル・ベテ・マアカに立て籠もったシェバをヨアブが包囲し、攻め落とそうとした寸前。

一人の女が訴えます。神が定めた相続地の民を、なぜ滅ぼそうとするのかと。

主の約束に訴えた女に、ヨアブは譲歩し、シェバを引き渡せば、引き上げようと答えます。アベルの町の民は、シェバの首をはねて渡し、ヨアブの軍は引き返しました。

 

3. イスラエルの残れる者に学ぼう

メフィボシェテは、恵みに感謝し、己の運命を王に委ねました。

辺境の町アベルの女は、大軍を率いる将ヨアブに、信仰と神の知恵だけで立ち向かいました。

女は、イスラエルの各部族に相続地を与えられた主の約束に基づき、訴えたのです。

アベルの人々は、自らに巣くう悪を、主に従い、自ら処理しました。

 

自ら戦場に向かうことのない一人の女の生活の場にも、戦いは及びました。

信仰者には避けがたく、信仰の戦いがあります。勝利の秘訣は、主の約束を信頼し、主に従い、使命を果たすことです。

主を畏れ、へりくだる者には、世にお空得るものは何もありません。悔い改め、主に立ち返り、一歩を踏み出す時、与えられる力があります。

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