聖徒伝133 南北の王2 列王記Ⅱ14~15章 歴代誌Ⅱ26章 ウジヤとヤロブアム2世
【資料はこちらからどうぞ➡】 133_南北の王2_Ⅱ列14~15章_Ⅱ歴26章_ウジヤとヤロブアム2世_220522
1. 北13代・ヤロブアム2世 Ⅱ列14:23~39
あの預言者ヨナが告げた通り、ヤロブアムⅡ世は繁栄を極め、黄金期を築きました。
主の憐れみのゆえでした。
しかし、北王国は、悔い改めのないまま、滅びの崖を転げ落ちて行きます。
2. 南10代ウジヤ Ⅱ列15:1~7 Ⅱ歴26
謀反で殺されたアマツヤに変わり、16歳で王となったウジヤ。
最南の港町エイラトを復帰させるなど、ソロモン時代に匹敵する領土を得ました。
ウジヤ王は、後見人のゼカリヤの存命中は、主を求め、栄えたのです。
ペリシテや、アンモン、南の荒野までユダの勢力は及びました。
農業を奨励し、収穫も豊かでした。
常設軍は30万人に及び、強力でした。ウジヤは、都の守備のため、優れた武器を考案し、その名を知られました。
しかし、ウジヤは傲慢に陥り、自ら聖所で香を焚こうと神殿入ります。
祭司アザルヤと80人の祭司と共に王の不義を厳しく咎めました。
王が祭司の領域を侵すのは、律法に反する重大な罪でした。
裁きの宣告直後、王はツァラアトに侵されました。
けがれた者として、神殿への立ち入りを禁じられ、隔離された家に住み、生涯を終えたのでした。
ウジヤの生涯については、預言者イザヤが記しています。
偉大な預言者たちが続々と登場するこの時代、イスラエルとユダは、着実に滅びに向かっていたのでした。
3. この道はいつか来た道?
南王国の善王と呼ばれる王たちに、罪を侵さなかった者はいません。
繁栄で傲慢に陥り、罪を侵し、裁きを受ける。繰り返されるパターンがあります。
既視感に満ちた南北時代の単調さ。
罪の奴隷の生活は、単調で退屈で苦痛なだけです。
王たちを反面教師に、私の罪のパターンは何かと問われます。
私の内には元々罪しかないのだから、自分ばかり見ていれば苦しくなります。
内住される聖霊は、御言葉に聴き、主に従う時に働かれます。
その時、味わわされるのがキリスト者の自由です。
自由をもたらす真理は、主イエスの言葉に生きる者に与えられます。
啓示された神の計画の全容を確かに理解し、信頼しているか、問われます。
生まれながらに罪の奴隷である人間の生涯は、単調で退屈で破滅的です。
罪の牢獄から抜け出る道、創造的な生涯は、創造主への信頼によってのみ築き上げられのだと覚えましょう。
福音を信じて、永遠の命を得た。天国行きの切符を握りしめているだけでは、あなたの日々は何も変わりません。
信仰は停滞し、救いの確信すら曖昧になっていくことでしょう。
主イエスのタラントンやミナのたとえにあるように、信仰とは投資です。
使徒は次の町を目指し、パウロの目はスペインまで向けられていました。
あなたは、次の一歩をどこに踏み出すよう求められているでしょうか。
踏み出し、投資続けるなら、驚くような信仰の冒険が待っています。
福音宣教のために踏み出す一歩が、創造的な信仰生活の原動力です。