聖徒伝151 ヒゼキヤ2 列王記Ⅱ18~19章 エルサレムの包囲
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1. ヒゼキヤ王の即位 18章1~12節
徹底して偶像を打ち砕いたヒゼキヤ。その中に、モーセが作った青銅の蛇がありました。
毒蛇で民が裁かれた時、これを仰ぎ見て救われるように主が指示されたものです。
こんなものまで偶像にしてしまうのが人間なのです。
主に忠実なヒゼキヤ王の下、ペリシテを討ち、勢力を盛り返した南王国。一方の北王国は、ついに滅亡します。
2. 包囲されたエルサレム 18章13~37節
アッシリアはユダの町々を攻め取り、ヒゼキヤは多額の賠償金を払いました。
アッシリアの攻撃は止まず、エルサレムは包囲され、滅亡寸前に陥ります。
アッシリア王の特使は、イスラエルの神を嘲り、完全降伏を求めました。
沈黙する他ないユダ。高官たちは、衣を引き裂いて嘆きました。
3. 信仰による戦い 19章
ヒゼキヤは、主の宮で祈りました。
預言者イザヤが告げた神の言葉は、アッシリア王が、ある噂を聞いて引き上げ、故国で殺されるということでした。
アッシリアの総攻撃が迫る中、ヒゼキヤは必死に主にとりなして祈ります。
最も強く訴えたのは、神の民イスラエルの存在目的。主だけが神であることを世に知らしめるということでした。
イスラエルが滅ぼされれば、神の栄誉が汚されてしまいます。
御心に適ったヒゼキヤの祈りに、主は応えられました。
アッシリアは、主を侮ったために、彼らの残虐行為を自ら味わい知らされることとなります。
一方のユダは、戦災で荒廃した力も食物が与えられ、3年目には平和が戻ってくる。神はそう約束されたのでした。
主は嫉むほど民を愛されているのです。
アブラハム、ダビデとの約束のゆえ、イスラエルも王の系譜も守られます。
主の使いによって、18万5千人のアッシリアの軍勢は打ち殺されました。
逃げ帰ったセンナケリブ王は、偶像の宮で息子たちに殺されました。
4. 信仰の戦いをヒゼキヤに学ぼう
ヒゼキヤは、主による解放を信頼し、とりなし祈りました。主をそしることはゆるされません。
神の栄光は必ず地上に現され、讃えられます。
アッシリアの敗退が、祈りの正しさを証明しています。
主は、イスラエルを嫉むほどに愛し、契約のゆえに、民と王の系譜を守り、メシアを誕生させ、計画を完遂されます。
神の約束がすべての土台です。すべて罪人である私たち人間は、福音を信じて救われます。
新生し、聖霊の証印が押され、永遠に神の所有とされているのです。
現実には、肉体にも精神にも、こびりついて残る罪の性質があります。
たとえ罪を犯してしまっても、悔い改めて立ち返るなら赦されます。
日々、主の御言葉を学び、日常に適用させていきましょう。
救いは一瞬、しかし、変化と成長には時間がかかります。
生きている内に信仰が完成することはありません。
小さなことでいいのです。現在進行形で証しできることが日々の中にあるでしょうか。
大切なのは、信じて救われた、主の道を歩み続けること。それだけです。