聖徒伝158 ミカ書3~5章 イスラエルの罪とメシア預言 ベツレヘムでの誕生
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1. イスラエルの罪と裁き 3章
指導者たちの律法に背く不正、民への虐待と搾取。そのため神の栄光が去ります。
神の民には最悪のことです。
偽預言者たちは、神に辱められます。
ミカは主の力に満ちて、北王国、南王国、双方の罪を宣告しました。
暴虐と不正で国は根から腐敗し、主の警告は否定され、ねじ曲げられたのです。
都エルサレムを待つのは、徹底的な破壊と、長年に渡る荒廃です。
2. 大患難時代と神の国 4章
終わりの日、神の王国が建てられると、エルサレムが地上で最も高い所となり、世界中の民が、主の御言葉を求めて上ってきます。
世界に、神の完全な平和がもたらされます。
主の御名によって歩む者の道は、永遠に守られます。
人であり神であるメシアが王となり、世界を治めます。
その直前の大患難時代は、イスラエルが民族的回心に至るための、産みの苦しみの時代です。
直近に迫ったバビロン捕囚すら予型に過ぎないのです。
究極のバビロンは、反キリストの都。
世界中の軍隊がイスラエル殲滅のために集結するのが、メギドの丘のあるイズレエル平原です。
イスラエルの回心の後、再臨された主イエスは、諸国民を裁かれます。
3. 救いの約束 5章
世の終わりの最後の戦い(ハルマゲドン)。その勝利は約束されています。
しかし、イスラエルの直近に迫るのは、捕囚による敗北と滅びに他なりません。
暗闇の時代のイスラエルの希望が、ユダのベツレヘムに誕生するメシアです。
それは、ローマの圧政とヘロデの悪政の下での出来事でした。
イスラエルはメシアを拒み、ローマによるエルサレム陥落を招きました。
再臨の主イエスが王となる時まで、苦難は続きます。
大患難時代を生きのび、民族的回心に至った1/3のユダヤ人は、信仰により、主の恵みと力を与えられるのです。
大患難時代は、イスラエルのきよめです。大迫害と大敗北を喫し、徹底して偶像は取り除かれます。
4. 人に期待せずただ主に希望を置こう
ミカの預言通り、メシアはダビデの子孫からベツレヘムで誕生されました。
大患難を生きのび、回心に至った残れるイスラエルの信仰は、人に望みを置かず、期待しないことにあります。
クリスチャンが落胆するのは、人に期待した信仰の未熟さの証明です。
信仰者に求められるのは、主の期待に応え、与えられた使命を尽くすこと。
主にささげた者は、最善のポジションで、主ご自身に用いられていきます。
数々の預言通り、メシアは誕生され、贖いの業を成し遂げられました。
王、主として来られ、世を裁き、神の国を建てられます。
全身全霊で主に期待する者の足を、主が支えられます。
手放すべきものを惜しまず手放し、主の約束だけを堅く握りしめましょう。
世の終わりが近づくほどに、一人一人がますます問われていくでしょう。
神に所有された者として献げましょう。