聖徒伝164 イザヤ12~14章 救いの泉から命の水を汲め サタンの敗北
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1. バビロンの滅亡 13章
バビロンへの宣告。全世界を滅ぼす軍は、最終戦争(ハルマゲドン)です。
語られる内容は、世の終わりの主の日。神の怒りが地上に注がれる裁きの時です。
空前絶後の天変地異は、神の御業であることを示しています。
主の日の裁きの目的は、世界と人をねりきよめること。その筆頭が神の民イスラエルです。
反キリストの都となるバビロンは、かつての味方にも裏切られ、虐殺され、その地は荒れ果て、千年間放置されます。
2. サタンの敗北 14章
民族的回心に至ったイスラエルは、帰還し、神の国の都とされたエルサレムから世界を治めます。
一方のバビロンは滅び、よみに落ちた反キリストに異邦の王たちがざわめきます。反キリストは永遠に滅びます。
続いて語られるのはサタンの堕罪。大天使だったサタンは、神になろうと反逆し、地に落とされました。
反キリストの都バビロンは、一切の栄華を失います。反キリストは、史上最も悲惨な最期を遂げるのです。
子孫も完全に絶やされてしまいます。
北王国を滅ぼすアッシリアも、やがて滅ぼされます。バビロニアも、反キリストのバビロンも滅びに至ります。
神の計画を覆せる者はいません。最後には、メシアが全地を支配します。
3. イスラエルの救い 12章
神の国でイスラエルは、救いの泉から聖霊の命の水をくみ上げます。
王なる主が讃えられ、永遠に語り継がれます。
4. 救いの泉から聖霊の命を水を汲もう
直前に迫ったアッシリアの侵略、その後のバビロン捕囚、そしてイスラエルの究極的な裁きが、大患難時代の反キリストによるハルマゲドンです。
最大の苦難を経て、イスラエルは練りきよめられ、民族的救いの至るのです。
反キリストはよみに落とされ、地上の悪は一掃されます。千年王国の間も、バビロンは荒れ廃れたままです。
すべての悪の根源であるサタンも、完全に裁かれる時がやってきます。
「あなたがたは喜びながら水を汲む。救いの泉から。イザヤ12:3」
この節を踊りにしたのが、マイム・マイム。1937年、水脈を掘り当てたイスラエルの開拓者が歌ったのが始まりです。50年代に日本に紹介されました。
「救いの泉」とは「イェシュアの泉」。主イエスの名が何度も歌われています。作曲者は意図しなかったでしょうが…。
イザヤが告げたのは、メシアの救いの原則に基づくイスラエルの救いです。
イスラエルに約束された救いの泉が、異邦人にも救いとなりました。
神の永遠のご計画は、今もイスラエルを中心に進んでいます。
こぼれ落ちた恵みにあずかった異邦人として、神の民、ユダヤ人の救いを祈りましょう。
彼らに妬みを起こさせるほど、聖書を学び、主の祝福を体現しましょう。
ひたすら主を慕い求めることから、何より強い力が生まれます。
誰の目にもお構いなく、ただ主を慕い求めてきましょう。