聖徒伝166 イザヤ書18~19章 アッシリアとエジプト 異邦人の希望
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1. アッシリアへの裁き 18章
エジプト南方のクシュからの使者に、アッシリアの裁きが告げられます。
合図となる角笛は、主による裁きを示します。
アッシリアは、剪定されたぶどうの木の枝のように力を削がれます。
そして、切られた枝から生え出でた新芽に実がなるように、裁きを受けたアッシリアから、回心者が現れます。
それは、大患難後、千年王国での出来事です。
2. エジプトへの裁き 19章1~17節
エジプトも栄光を帯びたメシアによって裁きを受けます。世界的な戦いに巻き込まれ、衰退します。
彼らの偶像はもはや何の力にもなりません。
エジプトは、アッシリアの侵略に始まり、ギリシャ、ローマ、ムスリムと、支配者が変わる度に衰退を深めました。
究極的には、エジプトは、再臨のメシアに支配されることとなります。
世の終わり、 「ナイルのたまもの」と呼ばれるナイル川が枯渇し、全産業が崩壊します。
知者たちも力を失います。
主ご自身がエジプトを混乱させられるのです。
神の裁きを前にしては、なすすべもありません。
イスラエルのメシアご自身が、エジプトを裁かれるのです。
3. アッシリアとエジプトの回復 19章
千年王国で、エジプトは完全に主の土地の一部とされます。
さらには、エジプトも主を知り、神の民とされるのです。
大患難の裁きは、イスラエルのみならず、エジプトをも回心へ導きます。
エジプトからアッシリアに大路ができ、イスラエルを中心として、世界にメシアによる平和がもたらされます。
「わたしの民エジプト、私の手で造ったアッシリア、わたしのゆずりの民イスラエルに祝福があるように」
こうして主イエスが、全世界を平和に治められるのです。
4. 罪と決別し 主を知ることを重ねよう
世的な富、偶像礼拝、人間的知識を誇ったエジプトは、徹底した神の裁きの後に、回心へ導かれます。
その救いは、すべての異邦人の希望です。
アッシリアとエジプトは、争い合う人類の象徴ですが、その両者が、神の民とされ、メシアの平和を享受します。
それが、驚くべき聖書の約束です。
これから、世界の混沌は増していくでしょう。
戦争も疫病も、主イエスいわく、当然起こること。今は、産みの苦しみの時代のただ中ですが、まだ、世の終わりは来ていません。
世に惑わされず、神の永遠の計画に立ち続けましょう。
福音を告げ、弟子を育む、教会時代の使命は継続中です。
エジプトが惹かれたのは、地上の富、欲望を形にした偶像でした。
罪の本質は身も蓋もないもの。聖書の真実は、身も蓋もない、私、あなたの罪を暴き出します。
己の罪を自覚し、対峙できるでしょうか。
主の前で、罪をただ罪と認め、ひれ伏すことができるのか。
あなたの信仰が本物かどうか、罪に直面した時に明らかにされます。
なすべきことは、悔い改めだけです。主に立ち返り、歩み出せばよいのです。
打ち砕かれては悔い改めて歩む道が、永遠の栄光に続いているのです。