聖徒伝134 南方の王3 列王記Ⅱ15:8~38 歴代誌Ⅱ27章 北王国末期とヨタム王
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1. エフー王朝の終焉 Ⅱ列15:8~12
謀反で殺されたゼカリヤ王。わずか半年の治世でした。
神が告げた通り、王朝はエフーから4代目止まりでした。
ゼカリヤを殺したシャムルが王となりました。
2. 混沌を極める北王国 Ⅱ列15:13~31
シャムルの治世は、わずか一ヶ月。シャムル王を殺したメナヘムが即位しました。
初めてやってきたアッシリアに、メナヘムは多額の銀を支払い、滅亡を免れました。
しかし、これも一時しのぎに過ぎませんでした。
メナヘムの子ペカフヤの在位は2年で終わりました。
後継者の息子も含め、ペカフヤの王家を全滅させたペカが代わって王となりました。
ペカの時代、ついにアッシリアが侵攻し、北王国の半分を占領しました。
この地の民は、強制移住政策によって外国に捕らえ移されました。これが第一次アッシリア捕囚です。
背後には、主の裁きの御手が働かれていました。
3. 南11代目・ヨタム Ⅱ列15:32~38
南王国11代目の王となったヨタム。主に従い歩み、父ウジヤのように、祭司職を侵すこともありませんでした。
それでも民の不信仰は変わらず、王国は着実に滅びに向かっていました。
アッシリアの脅威は南にも迫っていました。
繁栄し、都の防備を固め、撃退した敵から莫大な貢ぎ物を得たたヨタム。
たとえ滅びの時代でも、主に信頼する者には祝福があり、希望があります。
4. 滅びに向かう混沌の時代の歩み方
北王国は、黄金期の後、一気に滅びにむかって行きました。
憐れみ深い神が与えられる、驚くばかりの恵みがありますが、むさぼりで終わるなら、滅びの最後通牒になるかもしれません。
南北時代の混沌は、今の時代に重なります。
主イエスは、大きく成長する地上の教会に偽りの教えが広がり、悪が巣くうことを警告されています。
ヨタムのように、滅びが迫る時代にも、主は信仰者の歩みを守り、祝福されます。
世界と教会がどうなろうと、私への主の呼びかけは変わりません。
私の罪のために十字架にかけられ、復活された主イエスを信頼し、この福音を述べ伝える宣教の使命に送り出されていきましょう。
どんな状況でも、主が必要を満たされ用い続けられます。
唯一の神を否定し、人間の力でユートピアを実現しようとする。
神を人に置き換えた共産主義は、独裁と虐殺を招き、今も惨禍は拡大し続けています。
これから世界を未曾有の混沌が襲うでしょう。
地上の教会も、ますます混乱し、世の価値観に呑まれ、社会への影響力も失っていくばかりでしょう。
しかし、何が起ころうと起こるまいと、信仰者の使命は不変です。福音を告げ、聖書を解き明かして行きましょう。
主に信頼する者は、いつの時代も変わらない原則の上に守られています。主に従うなら、主が必要をみたし、用いてくださいます。
目の前に与えられた、小さなことに忠実であり続けましょう。主は必要をみたし、巣くわれるべき魂と必ず出会わせてくださいます。
大局は主に委ねましょう。無力さを嘆く前に、与えられた使命に歩みましょう。