聖徒伝146 預言者たち12 ホセア書13~14章 イスラエルの回復 主の道は平ら
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1. イスラエルの産みの苦しみ 13章
死んだと言われるイスラエルは、神と断絶し、利己的な欲望から陥った偶像礼拝は、人身供養にまで至りました。
飼い主を忘れた羊は、滅びるのです。
助け手なる神に背いた民は、猛獣のような侵略者に引き裂かれます。
イスラエルは、真の王である神を拒み、人間の王を求めた時から、ずっと罪を重ねてきました。
真実の悔い改めは、世の終わり、大患難時代に来ます。今なお産みの苦しみは続いています。
人に命をもたらした主の息が、イスラエルに厳しい裁きをもたらすことになるのです。
2. イスラエルの最終的回復 14章
「立ち返れ、イスラエルよ」と主は告げます。
自分の不義につまずいた彼らに求められるのは真の悔い改めです。
民が、自分の力を誇るのをやめ、主の憐れみに頼った時、主ご自身が民を恵みで潤し、豊かに栄えさせます。
神の民の名声が世界中に広がります。
真の神と偶像には、何の関わりもないことを、民は思い知らされます。
主の道は平らです。正しい者は、主の道を確かに歩みます。神背く者が、つまずくのです。
本当に知恵と悟りのある者は、この真理を知っています。
3. わたしのつまずきを取り除こう
姦淫の女を娶り、不貞に耐え、堕落した妻と復縁したホセア。
彼は、主が与えた女性を愛し、忍耐し、最後には、悔い改めた妻と、愛し合う夫婦の関係を回復したことでしょう。
ホセアが身をもって示したのは、イスラエルへの神の計画です。
偶像礼拝に陥り、神を忘れたイスラエルは、滅ぼされ、約束の地を追われ、今に至っています。
しかし、世の終わりの大患難時代、厳しい裁きを通過して回線し、再臨のメシアによって、永遠に、完全に回復されます。
罪あるすべての人には、死のとげ、罪が突き刺さっています。
律法は、神が与えた恵みの約束ですが、罪人には、神の恵みすら毒になってしまいます。
律法は、罪を犯させる力になりました。
イスラエルには、罪を贖う方が必要ですが、人間には不可能です。
預言が示すのは、完全に神であり人であるメシアです。十字架の主イエスが、罪を贖い、死に勝利されました。
屈辱とみせしめの十字架刑では、受刑者は人々と変わらぬ目線の高さで釘づけられました。
メシアは誰より低くされ、私の罪を負ってくださいました。
十字架の贖いは、見上げるのではなく、むしろ、見据えるべきものです。
誰もが目を背ける自分自身の罪に向き合うことができる。
それが、罪赦されたクリスチャンに与えられた力です。
神につまずくと言う者は、倒れた主イエスの御体を蹴飛ばしています。
他者につまずいたというクリスチャンには、己の罪につまずいています。
砕かれる度に、主への信頼を深めて行きましょう。私の心の領域を、聖霊が支配されていきますように。
主に立ち返るなら、つまずきすらも有益とされます。ただ主を愛し、主を誉め讃え、歩み続けていきましょう。