クリスチャンは、お酒を飲んではいけないの?
目次
Q:ある牧師さんに、お酒を飲んではいけないと言われました。
クリスチャンは、お酒を飲むことを禁じられているんですか?
①イエス様は、ぶどう酒を飲まれました。
イエス様の最初の奇跡は、結婚式で水をぶどう酒に変えたことでした。
最後の晩餐(過越の食事)で飲まれたのもぶどう酒です。聖餐式において、ぶどう酒は、イエス様が十字架で流された、あがないの血を象徴するものです。
使徒パウロが、弟弟子のテモテに、健康のため、少量のぶどう酒を勧めている箇所もあります。
7ヶ月間雨の降らないイスラエルの地で、ぶどう酒は保存の利く、大切な飲み物でした。
イエス様が飲んだのは、ぶどうジュースだったと言う人がいますが、ブドウ液は絞って数日で発酵します。現在のように、発酵を止める技術は、当時はまだありませんでした。
②しかし、酩酊(めいてい)は、罪です。
聖書に最初に出てくる酔っ払いは、義人ノアです。彼は、裸で酔い潰れました。
お酒で失敗し、人生を狂わせた人が、聖書には、少なからず出て来ます。
罪とは、神から離れてしまうことです。酔ってお酒に支配されている状態は、罪であり、聖書が禁じていることです。
③飲んでも飲まれるな、が、原則的適応です。
ユダヤ人の信仰深い人々は、酔っ払わないように、少量のぶどう酒を分けて飲むなど、意識していると聞きます。
日本の教会では、聖餐式にぶどうジュースを用いているところが多いですが、体質的に飲めない人や、アルコール依存症の人への配慮は大切です。
飲酒で問題を抱えている人には、お酒は、元から絶つべき罪の根っこです。
周囲に配慮して、気の知れた人と適量のお酒をたしなむことは、問題ないと思います。どうぞ、恵みの主に感謝して、味わってください♪