十勝の鹿追町 聖書と人生のいろいろ

ダウン症と進化論と、罪と救い

 
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2016年9月に、十勝鹿追町オープンした小さな教会です。,Voluntarily(自発的に),Open(開放的に),Logically(論理的に),聖書を学んでいます。史上類をみない大ベストセラー、聖書について、一緒に学んでみませんか? 執筆者は、牧師:三浦亮平です。

ダウン症として生まれてきた和実

我が家の息子、和実はダウン症です。

ダウン症、別名「21トリソミー」。通常二本ずつ対になっている染色体が、21番目に限って3本あるということです。

受精後、細胞が爆発的に分裂増殖していく、どこかの過程で、アクシデントがあったということのようです。

ダウン症児の多くは、何らかの合併症を抱えて生まれてきます。

和実も、出生後しばらくは、「動脈管開存症」という病気を抱えていました。

11歳の和実ですが、発語も不明瞭で、知能テストでは、2歳くらいと判定されます。

ダーウィンの夢想の結末

染色体は、いわば、遺伝子の容れ物。それが、一つ余計にあるだけで、大変な影響を身体に及ぼすわけです。

人間の体は、それほど精密に、完全に造られています。

しかし、突然変異で新たな種が誕生する、と、唱えてはばからないのが、進化論です。

現実から目を背けた、およそ非科学的な態度であると、わたしは思えてなりません。

ダーウィンが自然から観察したのは、一つの種の中での豊かなバリエーションでした。

しかし、彼は、そこから飛躍して、種を越えた「進化」が起こると夢想したのです。

ダーウィンの夢想に、多くの人々が飛びつきました。

時は、産業革命のまっただ中。人々は、人類の文明社会もまた、進化していき、やがてユートピアが誕生すると夢想したのです。

その夢は、今、この世界で、どういう結末を迎えているでしょうか?

聖書の語る、罪の理由(わけ)

聖書は、創造主の造られた完全な世界が、人の離反・罪によって壊れてしまったと記します。

すべての人は、「死」という不治の病を煩っており、私たちの遺伝子は、どこかしら欠損しています。

それでもなお、創造主は、人を愛されている。そこに、わたしは希望と信頼をおいています。

和実は、いつもわたしに、創造主の愛を教えてくれます。

壊れてしまった世界と人を、神はなおも愛し、保ってくださっているのだと。いつも思い出させてくれます。

聖書は、人類と世界に、救いの道が与えられており、やがて完全な回復がもたらされることを、神の約束として記しています。

罪の結果である死を、神ご自身が、人となって身代わりに受けてくださったということです。

それが、イエス・キリストの十字架です。

わたしは、それを真理であると確信し、信頼し、人々に伝えることを人生の使命と受け取っています。

救いは、無償のプレゼント

聖書の信仰は、元来、論理的で、自発的で、解放的なものです。検証したいならば、納得いくまで、いくらでも検証することができます。

信頼して受け止めるかどうかは、一人一人の決断に任されています。

自由な意志は、創造主から、私たちへのプレゼントです。自由な意志が与えられているからこそ、私たちは、誰かを愛することができるのです。

救いの条件は、ただ一つ、イエス・キリストが、わたしの罪のために十字架で死なれ、葬られ、復活されたと信じること。それだけ、です。

この無償のプレゼントを、ぜひ、受け取っていただきたいと、切に願っています。

「神は、その独り子をお与えになったほどに、世を愛された。独り子を信じる者が一人も滅びないで、永遠の命を得るためである。」  新約聖書 ヨハネ福音書3章16節

※写真は、和実の細胞の写真。赤色の3つの点が、3本の染色体です。
 ダウン症の宣告の時に見せられて、あんまり綺麗なので、写真を撮らせてもらいました…^^。

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