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聖徒伝54 申命記28章 ただ二つに一つの道 祝福と呪い

 
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2016年9月に、十勝鹿追町オープンした小さな教会です。,Voluntarily(自発的に),Open(開放的に),Logically(論理的に),聖書を学んでいます。史上類をみない大ベストセラー、聖書について、一緒に学んでみませんか? 執筆者は、牧師:三浦亮平です。


【メッセージアウトラインPDF・資料はこちら➡】54_モーセ28_申命記⑧_201004

1.  祝福の宣言 28章1~14節

祝福と呪い。まずなされるのは祝福の宣言と約束です。

常に先行しているのは神の恵みです。

恵みへの応答の結果が、祝福か呪いということなのです。

律法を守るなら、日々の労働も生活も祝福されます。

世にあって平和を保ち、豊かで、名誉を得るのです。

 

アブラハム契約が、イスラエルの恵みの基です。

天から主によって与えられる恵みに満たされ、イスラエルは、祝福の通り管とされるのです。

聖なる民は、神から自立を保たれ、神以外に何者にも支配されることはありません。

繰り返し確認される祝福の原則は、主に従うこと、それだけです。

 

2.  呪いの宣言 28章15~68節

一方、イスラエルが律法を破るなら呪われます。平和も豊かさも、名誉すらも失われます。

28章で、呪いの記述は祝福の4倍にも及びます。

なぜなら、イスラエルが、律法を破ることを、主は、よくご存じであったからです。

 

呪いの一つが、光を失うこと。

暗闇とは、光が失われた状態です。同じく、呪いとは、祝福が失われた状態です。

人は、娘と婚約したら結婚し、種を蒔けば刈り取るのが当然だと考えます。

しかし、この当然が、当然でなくなってしまうのが、神のもたらす呪いです。

呪いによって民は、すべては神の恵みだったと気づかされるのです。
個人への裁きの最たるものが、重い皮膚病に冒されること。

そして、イスラエルへの最大の裁きが、約束の地からの離散です。

虫の害によって、畑の実りも得られない。呪いは、祝福を拒んだ結果です。

イスラエルは自立を失い、異邦人に従属するようになります。

しかし、呪われたイスラエルを見て、主を恐れる人々が起こされます。

のろいは、神に背いたイスラエルを反面教師として、主のあかしになるのです。

 

神に背いたイスラエル最後の裁きが、世の終わりの大患難時代です。

しかし、呪いと苦難の末に、イスラエルが民族的回心に至ることをも聖書は告げます。

 

3.  主イエスが求める私たちの選択

聖書の神は、無条件に民を選ばれ、解放された愛の神です。

同時に、祝福と呪いによって民に成長を促す義の神です。

 

律法は、イスラエルに、神の民にふさわしい成長を求めるものでした。

今の時代、すべての人は、ただ福音を信じて救われます。

神の一方的な愛の業である、十字架の贖いが、私たちを救うのです。

そして、信じたすべての人は、聖霊に導かれ、成長するよう求められます。

罪を犯せば刈り取りもあります。しかし、悔い改めれば赦されて、神の恵みをさらに味わい知らされていくのです。

 

イスラエルは律法により、世から生別されることを求められました。主イエスはさらに、より積極的な聖別を求められています。

それはすなわち、自らの救いにとどまらず、滅びに瀕する敵対者のために祈り、福音を伝えよということです。

懲らしめすらも、神の恵みの内にあります。悔い改め、一歩主に近づきましょう。さらなる喜びが待っています。

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