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聖徒伝95 ダビデ編11 サムエル記第二7章 ダビデ契約の締結 永遠の約束に生かされて

 
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2016年9月に、十勝鹿追町オープンした小さな教会です。,Voluntarily(自発的に),Open(開放的に),Logically(論理的に),聖書を学んでいます。史上類をみない大ベストセラー、聖書について、一緒に学んでみませんか? 執筆者は、牧師:三浦亮平です。


【資料はこちらからどうぞ➡】 95_ダビデ⑪_サムエルⅡ7章_ダビデ契約_印刷用_210815

1. ダビデの心・主の言葉 7:1~11

主の家を建てようと思い立ったダビデに主は、被造物が創造主の家を建てるという発想のおかしさを指摘します。

事実は、主が一介の羊飼いにすぎなかったダビデを王とし、敵を滅ぼし、イスラエルを約束の地に住まわせ、王国を建てられたのでした。

 

2. ダビデ契約 7:11~17(歴代誌第一17:10~14)

主がダビデの家を立てると告げます。ソロモンに世継ぎをさせ、ダビデの王家、王国、王座を永遠に守ると。

ソロモンは罪を犯すが、それでもダビデの王国は守られるとまで約束されました。

 

このダビデ契約は、歴代誌第一にもありますが、焦点が違っています。

サムエル記が、人の王に焦点を当てているのに対して、歴代誌はメシアに焦点を当てています。

そのため歴代誌には、王の罪の記述はありません。真実の王メシアの永遠性が強調されています。

 

イエスの時代には、「ダビデの子」がメシアを指す言葉となっていました。

イスラエルはずっと、ダビデの子孫に現れるメシアを待ち望んできたのです。

 

3. ダビデの応答・賛歌 7:18~29

この後ダビデは、主の御名を何度も讃え、イスラエルに与えられた計り知れない恵みを改めて思い起こしました。

ダビデは、御言葉どうりになりますようにと、神に与えられた契約の内容をそのまま願い、祈っています。

最高の祈りとは、神の願いを願うことであり、最高の賛歌とは、神の御名を讃えることです。

ダビデは、神の一方的な恵みの約束によって、主の前で祈る勇気を得たのでした。

罪ある人が神に祈ることができるのは、神の約束のゆえなのです。罪赦された者の最大の特権が祈りです。

 

4. 永遠の王・主イエスの約束を確認しよう

ダビデ契約は、神がダビデを通してイスラエルと結んだ無条件契約です。その子孫が罪を犯しても、神の恵みのゆえに、ダビデの王家は守られます。

そして、はるかな子孫に、真実の王メシアが出るのです。ダビデの王座は永遠に続き、究極的には、イエス・キリストが、永遠の王国の王座につきます。

 

史上最大の神の恵みが、主イエスの十字架の贖いと復活です。福音を信じた人は、神の一方的な恵みにあずかっています。

過去も現在も将来も、すべての罪を赦され、神の目にきよいものとされています。だから私たちは、神に祈りをささげることができるのです。

イスラエルが、神の約束のゆえ決して見捨てられることがないように、福音を信じたクリスチャンも、救いを失うことはありません。

罪ゆるされたという大前提があるから、私たちは変わっていけます。目を背けたい自分の罪の現実に、それでも向き合うことができるのです。

 

己に向き合えば、罪に対する無力さを思い知らされることでしょう。その罪はただ、主の前に告白して、自分自身をささげればよいのです。

主が赦し、主があなたを癒やされる。すべてはただ主イエスの贖いのゆえなのです。

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