聖徒伝132 南北の王 列王記Ⅱ14:1~22 歴代誌Ⅱ25章 アマツヤとヨアシュ
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目次
1. 南9代目アマツヤ 1~5節
アマツヤは、父を討った者を殺しましたが、子どもたちは生かしました。
律法に従ったのです。
主に従った前半、アマツヤの治世は祝福されました。
2. エドムとの戦い 6~12節
エドムとの戦いに臨み、アマツヤは、北王国から十万人を大金で雇います。
預言者が、不信仰の北王国と共に戦うべきでないと警告し、アマツヤはそれを聞き入れました。
エドムとの戦いは圧倒的な勝利に終わりました。
3. アマツヤの罪 14~19節
怒って帰還した北王国の兵たちは、国境近くのユダの町々を襲っています。
アマツヤは、エドム人掃討から、偶像の神々を持ち帰り、拝みました。
預言者の警告も途中で妨げています。
アマツヤの治世の後半は、父ヨアシュ同様に不信仰の道を歩んだのでした。
4. 北のヨアシュとの戦い 20~24節
驕り高ぶったアマツヤは、北王国のヨアシュ王に果たし状を送りました。
この時、ヨアシュ王は、北王国から南王国に嫁いだアタルヤとその息子アハズヤが、北王国のエフーに殺された過去を、たとえで語っています。
不信仰の北王国の王に諭されたヨアシュは、聞き入れませんでした。主がアマツヤの心を頑なにされたのです。
戦いは北王国の圧勝でした。アマツヤは捕らえられ、エルサレムの都の城壁は崩されました。
エドムの偶像にささげた財宝もみな奪われました。
5. アマツヤの死 25~28節
北王国のヨアシュの死後、アマツヤは解放され、帰郷しました。
主の憐れみにも関わらず、再び主から離れたアマツヤは、謀反によって殺されました。
6. 偶像礼拝からの解放とは?
唯一の神以外のものを拝むことが、、偶像礼拝です。
真の神を礼拝しない人はみな、偶像を礼拝しています。
無神論者であっても、例外ではありません。
絶対の価値観などない、自分の感性、感覚が絶対。「自分を信じろ」と言う現代人は、自分自身を神としています。
絶対化した自分は、他者の絶対と衝突します。
結局は力ある者が支配する世界で、混沌は深まるばかりです。
クリスチャンの信仰が逸脱する背後にも、巧妙に自分が働いています。
「御心ならば」「祈っても平安がなかった」と言いつつ、自分の心や感情を優先してはいないでしょうか。
文化は自動的に身につきます。
クリスチャンホームでキリスト教文化に染まっても、信仰には別に、自分自身の選択と決断が求められます。
「わたしを愛するか」と問われる主に、信頼し応える。それが本当の信仰です。
どこまでも都合よく物事を解釈するのが私たち罪人の現実です。
何より、聖書を文脈で読み、主の御心を聴きとって行きましょう。
聞いて理解したなら、へりくだって実行するだけです。
主は常に、未知の領域へと次の歩みを促されます。
前もっての平安などなくて当然です。踏み出すなら、主がその足を確かに支えてくださいます。