聖徒伝6 ノア② 創世記7~8章 大洪水 ~全地に下った神の裁き~
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0. 大洪水の背景
光の闇の戦いは、聖書のテーマの一つです。
サタンは、蛇を通して人を誘惑し、罪に陥れました。
そして、女の子孫(メシア)が約束されると、その誕生を断固阻止しようとします。
その極めつけが、悪霊が人間の女と交わり、子を産ませたことでした。
これにより、人間という種そのものを破壊しようとしたのです。
破滅の危機に、神は地を裁き、回復に導くことを決断されたのでした。
1. 大洪水の始まり 創7:1~24
恵みにより選ばれたノアは、主の命令に忠実に従いました。
父レメク、祖父メトシェラも、共に箱舟を建造し、大洪水の前に天に召されたのでしょう。
大洪水で生存できない動物たちは、1種1つがいずつ、乗船しました。
きよい動物(家畜)だけが七つがい乗せられたのは、洪水後に、神への献げ物と人々の食料とするためでした。
神ご自身が、動物たちを集め、箱舟に乗せ、最後に、戸を閉められました。救いか、裁きか、永遠の運命が決した瞬間でした。ノアと家族8人だけが救われたのです。
全地を覆った水源は、①巨大な大いなる水の源(膨大な地下水脈)と②天の水門(上空の分厚い水蒸気の層)でした。
千mmの豪雨が40日降っても4mですから、全地を覆った水の大半は地下から噴き出したものです。
現在の地表を平らにすると地球全体が2,800mの水で覆われます。当時の地表は極めて平坦だったのでしょう。
大洪水により、すべての人、動物、あの超人ネフィリムすら死に絶えました。
2. 大洪水の終わり 創6:9~22
あまりに長い洪水に、ノアたちは見捨てられたと感じたのでしょうが、神は心に留めておられました。
大洪水の記事は、この創8:1を中心に、キレイな対称をなしています。これを境に水は引いていきます。
神は、約束を違えることなく、ご自分の民を忘れることもありません。
箱舟は、現トルコ東端にあるアララテ山(5,137m)の山域に漂着します。
ノアが、鳩を放つと、2度目にはオリーブの葉をくわえて戻り、3度目は戻ってきませんでした。地が乾いたのです。
ノアたちが再び地に降り立ったのは、実に乗船から371日目のことでした。
主は、ノアと動物たちに、再び地に増えるよう命じます。神に感謝の献げ物をしたノア。
種類に従って、動物たちが下船したように、創造主の秩序は回復され、種の破壊者ネフィリムは全滅させられたのでした。
3.大洪水は本当にあったのか? ほどほどに検証
詳しくは、上の動画からどうぞ↑
記事にまとめたものは、こちらです↓
まとめ. 大洪水と大艱難
私たちは大洪水の爪痕の上で生かされています。
大洪水の裁きが神の予告通りに起こったように、世の終わりの裁き、大艱難も着実にやってきます。
今の時代に求められていることは、ノアが箱舟に乗って救われたように、イエスを救い主と信じて救われること
すなわち、主イエス・キリストが、私の罪のために十字架にかけられ、死んで葬られ、三日目に復活し、今も生きておられると信じ、受け入れることです。
イエス・キリストこそ、私たちの救いの箱舟なのです。