聖書の神様に願ったら、祈りは何でも叶うもの?
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Q:クリスチャンの知人に、祈りなさい、と、よく言われます。何度も、熱心に祈ったら、祈りは叶うものなんでしょうか?
①叶うのは、神の御心に適う祈りです。
日本の慣習に「お百度参り」というものがあります。何度も熱心に祈ることが大事だと、多くの人は考えています。
祈ったことが叶えられたと確信して祈りなさい、と教える人もいます。強く思えば叶うと言う人もいますね。
与えられたと確信して、熱心に祈ることは、聖書でも大切だと言われます。しかし、それは、あくまで「神様の御心に適うことなら」という前提付きです。
祈りが叶うのは、神様の御心に適った祈りだったからです。見当外れなことをいくら一生懸命祈っても、叶えられるのは難しいでしょう…。
②私たちの祈りを、神様は喜ばれます。
創造主なる神様は、私たちの祈りを喜ばれます。神様は、祈る前から、私たちの願いをご存じです。それでも、祈ることを求められるのは、祈りが、神様との対話だからです。
親は、子どもが何をしたいか分かっていても、やはり、子どもから話しかけられたら嬉しいものですよね。
③祈るから、祈りの答えだと分かります。
私たちに与えられる恵みは、すべて神様からのものです。この地上では、日の光も、恵みの雨も、すべての人に降り注ぎます。誰もが、その生涯を神様に支えられ、守られています。
でも、神様の恵みを恵みとして受け取ることのできる人は、祈った人だけです。祈ったからこそ、あぁ、これは、神様からの答えだとわかるのです。
たとえ、祈るべきことを間違えていたとしても、神様は、私たちの祈りの精神を聞き取ってくださって、最善の形で答えてくださるのです。ですから、神様への信頼をもって、祈りましょう。
「希望をもって喜び、苦難を耐え忍び、たゆまず祈りなさい。ロマ12:12 」