Q:クリスチャンは、元号って、使っていいの?
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Q:元号は、「天皇が神として時空を支配する」という意味だから、使っちゃダメだと聞きました。どうなんでしょう?
1. 元号の意味は…、分かりませんでした!
法に規定されているのは、“皇位継承にあわせて変える”ということだけで、元号の意味は、何も記されていません。
元号が、「天皇が神として時空を支配する」意味だというのは、反対する人の主張以外では見つけられませんでした。一つの解釈以上のものではなさそうです。
2. 聖書の歴史に、異邦の王の暦が!!
聖書では、しばしば、異邦人の王の暦が用いられています。
たとえば、捕囚のイスラエルに、神殿建築の命令が出されたのは、「ペルシア王キュロスの第一年」でした。
イエスの誕生は、皇帝アウグストゥスの時代であり、その公生涯の開始は、皇帝ティベリウス治世第15年でした。
ローマ皇帝は神とされる存在でしたが、聖書は、その暦を使用しています。
著者は、メシアの歴史性を示すために、その時代の暦を用いたに過ぎません。
元号の使用は、おのおの自分の判断で決めればよいことだと思います。
法的にも、元号の使用はあくまで任意です。私自身は、西暦を使うのがしっくりきますし、極力そうしています。
3. 真実に歴史を支配される方に!!!
聖書で「永遠」は、神のご性質を現す言葉です。唯一の神は、時や空間を超越した存在であるということです。
人間は、時間の流れの中でしか生きることができませんが、主は、時間を創られた方であり、時間に制約されることはありません。
主の再臨が遅い、と言う人間に、聖書はこう宣べています。
「しかし、愛する人たち。あなたがたは、この一事を見落としてはいけません。
すなわち、主の御前では、一日は千年のようであり、千年は一日のようです。
主は、ある人たちがおそいと思っているように、その約束のことを遅らせておられるのではありません。
かえって、あなたがたに対して忍耐深くあられるのであって、ひとりでも滅びることを望まず、すべての人が悔い改めに進むことを望んでおられるのです。
Ⅱペテロ3:8~9」
時を支配し、歴史に介入される主を畏れ、主のご計画が必ず実現されることを信頼し、福音宣教のために遣わされて行くこと。
クリスチャンに求められているのは、それだけです。