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聖徒伝33 モーセ⑦ 法がもたらす規範と自由 シナイ契約・諸条項 出エジプト20~24章

2020/08/27
 
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2016年9月に、十勝鹿追町オープンした小さな教会です。,Voluntarily(自発的に),Open(開放的に),Logically(論理的に),聖書を学んでいます。史上類をみない大ベストセラー、聖書について、一緒に学んでみませんか? 執筆者は、牧師:三浦亮平です。

【メッセージのアウトラインはこちら➡】33_モーセ7_諸条項・契約の締結_200510

1. 法とは? 律法とは?

人に法を与えたのは神です。法がなければ、世は無秩序に支配されるでしょう。

無制限に正しさが求められれば、人は誰も、神に応えられません。

法は、神ご自身を縛り、人に機会と自由を与えます。

 

律法は、神からイスラエルに与えられた恵みです。

破滅から民を守り、主の元へ導きます。人に罪を突きつけ、真実の救いを求めさせます。

神が約束されたメシア、救い主こそ、律法の示すゴールです。

 

2. 律法の恵みを味わおう!!

①契約の前準備 20:18~26

出エジプト以降の数々の奇跡、シナイ山での激しい主の顕現。主を知った者は、主に従うことを求められます。

モーセを仲介者として与えられる律法が、イスラエルを支え、導くのです。

民は、犠牲を伴う礼拝の厳粛さに、この契約を重さを噛みしめたでしょう。

 

②諸条項 21~23章

仲介者モーセが、神と民の間を行き来しながら徐々に締結に向かう契約。その課程も民の大事な学びの機会です。

「判例法」の形をとる21~23章は、十戒の具体的適用であり、現実に起こりうる様々なケースを想定した模範の型となっています。

特に重要なのは、来たるべきメシアを示す影の部分です。

 

最初が奴隷に関する規定なのは、弱者保護の視点に加え、メシアの型であるからでしょう。

自発的に人々の僕となられた主イエスは、クリスチャンに「仕えなさい」と命じられています。

 

同態復讐法と呼ばれる、「目には目を。(21:24)」は、復讐の範囲を厳密に定め、憎悪の連鎖を食い止めるものです。

過失で死なせた奴隷の賠償額は、銀貨30枚(出21:32)。主イエスは、ユダの裏切りにより銀貨30枚で売られました。

つまりは、死んだ奴隷と同じ値段。そこには非常な屈辱が込められています。

 

三大祭(23:14~20)は、メシアを示す影。

主イエスは、種入れぬパンの祭り(過越祭)に、十字架と復活を成し遂げ、勤労の初穂の祭り(五旬祭)で教会を誕生させ、仮庵祭が示す千年王国において、王の王として世界を治められます。

 

③契約の締結 24章

イスラエルの民は、臣民として王なる神への忠誠を誓い、神の民となりました。犠牲が捧げられ、シナイ契約は、民の命をかけた血の契約として結ばれました。

イスラエル民から、長老たちが神の和解の食事へ招かれ、さらにモーセとアロンが、登っていきます。こうして核心の主に近づいていったのです。

 

3. 契約に基づく神の恵み

聖書の記す恵みとは、契約に基づく恵み。神の契約が確かに保証しています。

神は、約束を絶対に守られます。神の約束が、私たちの救いの礎です。

今、すべてのクリスチャンに神が約束された恵みとは、福音を信じたすべての者に、神の国における永遠の祝福が約束されていることです。

 

律法が示したメシアは来られ、救いのみ業を成し遂げられました。

王として再臨される主イエスは、回復された世界に、信じた者すべてを招かれます。

主の約束に信頼し、今を生きる力を得ましょう。主は再び来られます。

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