Q:誓ってはならないとありますが? マタイ福音書5:34~37

   

Q:誓ってはならない、って聖書に書いてありますよね?
ということは、結婚式の誓いもダメなんじゃないですか?

1.誓いとは?

誓いとは、誓った対象が、もしもの時の保証となるということです。

重大な契約の時に立てる連帯保証人は、もしもの時に身代わりになって、当人に代わって責任を果たします。

「○○にかけて誓う」なら、約束を破った場合には、○○が責任を負って、約束違反の保証をするというわけです。
例えば、自分のクビをかけて誓うなら、破った時には、「辞職」という行為が代償として責任を負うのです。

2.何に誓うかが問題!!

何によって誓うか。つまり何が保証するかが、誓いにおいては重大です。

誓ったその対象は、本当に、保証人となる能力を持っているのか、ということが問われるわけですね。

重大な契約では、保証人に、もしもの時の支払い能力があるかどうか事前に証明する必要が求められます。

「誓ってはならない」とイエスが言われるときに、まず問題にされているのは、誓った対象の責任能力です。

当時の人々は、天、地、都などにかけて誓ったわけですが、これらは、神の所有物であり、人間が自分勝手にどういうできるものではありません。他人の財産を保証にはできません。

さらにそれらは、神が造った物に過ぎず、命に関わる保証、永遠の救いに関する保証にはなりえないのです。
真実の保証人として誓いの対象になり得るのは神だけだということです。

3.神への信頼の表明として誓うなら!!!

二人の男女を夫婦とする結婚は、神が定められ、結ばれるものです。

ですから、結婚において、誓いの対象となって、唯一保証人となれるのは、創造主なる神だけです。

神の名において誓う時に求められるのは、神への信頼だけです。「自分には、この誓いを守り通す力はありません。しかし、神様が助けてくださるならできると信頼します」ということです。

神への信頼表明としての誓いは、信仰告白と同じものだと分かります

創造主と取引はできません。神への誓いには、条件はつけられません。

「あなたを全面的に信頼しますから、従います」という全権委任しか、神様に対しては通用しないのです。

従うべきを従い、拒むべきを拒む。だから、「はい」か「いいえ」しかないのです。

しかし、わたしはあなたがたに言います。決して誓ってはいけません。すなわち、天をさして誓ってはいけません。そこは神の御座だからです。地をさして誓ってもいけません。そこは神の足台だからです。エルサレムをさして誓ってもいけません。そこは偉大な王の都だからです。あなたの頭をさして誓ってもいけません。あなたは、一本の髪の毛すら、白くも黒くもできないからです。
だから、あなたがたは、『はい』は『はい』、『いいえ』は『いいえ』とだけ言いなさい。それ以上のことは悪いことです。

マタイ福音書5:34~37

 - 聖書いろいろ Q&A