聖徒伝136 預言者2 オバデヤ書 主の日 諸国民の裁き 220612
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1. エドムへの裁き 1~9節
次元を越えた事柄を伝える神の手段が幻です。
神への反逆を重ね、イスラエルを苦しめ続けたエドムの裁きが、オバデヤによって告げられます。
岩山の要塞都市を誇るエドムは、傲慢のゆえに繁栄を失い、滅ぼされると。
究極的な破壊は、「荒らす憎むもの」反キリストによってもたらされます。
エドムは完全に地から絶たれます。
2. 裁きの理由 10~14節
エドムの裁きの最大の理由は、ルーツを同じくする兄弟民族イスラエルの苦しみを見過ごしたからです。
大韓難時代にも、イスラエルの苦難を喜んではならないと主は警告されます。
3. 主の日の裁き ①エドムの裁き15~16
世の終わりの神の裁き、主の日は近づいています。
不信仰者は誰も、神の怒りを免れることはできません。エドムの痕跡すら地から消し去られます。
3.主の日の裁き ②メシア的王国17~21
一方、イスラエルには生き残った信仰者、逃れの者がいます。
神は、回復させた民に、アブラハムに約束された土地のすべてを与えます。離散していた民は、世界中から帰還します。
4. 滅びに向かう混沌の時代の歩み方
エドムは、BC5世紀にナバテヤ人に追い出され、BC167年には、ユダヤのハスモン王朝の支配下に置かれ、イドマヤ人と呼ばれるようになりました。
その末裔が悪名高きヘロデ大王。暴虐の限りを尽くした彼の一族の滅亡をもってイドマヤの血筋も断たれたと言われています。
一方のイスラエルは、いつの時代も真の信仰者は少数でした。彼らは、逃れの者、レムナントと呼ばれます。
イスラエルが民族的回心に至るのは、世の終わりの大患難時代においてです。
再臨のメシアが王となり、王国が建てられます。エルサレムが世界の中心となり、イスラエルが諸国民を治めます。
この千年王国で、エドムの地は無人の廃墟と化し、煙が立ち上り続けます。
誰もいない廃墟が、神の裁きの痕跡として千年間残されるのです。
大患難時代は、アダムの罪によって破壊されたエデンの園の回復の時代です。この完全で十分な回復に、神の尊厳が現れるのです。
エドムへの厳しい裁きは、イスラエルに近しい兄弟民族であるがゆえです。
正しい聖書理解を重ねながら罪を犯せば責任は重大だと覚えましょう。
主イエスが厳しく責任を問われたのは、偽教師、偽預言者でした。
聖書の学びを深めるほどに、私、あなたの責任は増していくのです。
知識と行動が矛盾している空虚な者はを、聖書は偽善者と呼び、主は激しく拒絶されます。
主が、滅ぶべき罪人である私を憐れんで、救い出してくださいました。
世にあって小さくされた一人に寄り添い、共にへりくだって主の道を歩んでいきましょう。