聖徒伝140 預言者6 アモス書3~6章 イスラエルの罪と裁きと嘆きの歌
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1. 神の民の重責と裁き 3章
主を知らされた責任をイスラエルは問われます。罪の結果の裁きは免れません。
ただ主が語られたがゆえに、預言者はアモスは語るのです。
偶像礼拝の異邦人が裁きの証人とされ、北王国は、権力も富も、すべてを失うことが宣言されます。
2. 主の懲らしめと頑なな民 4章
贅沢を極めた王妃たちは、捕らえ移され、サマリアは破壊し尽くされます。
偽りの儀式に何の力もありません。
飢饉やイナゴの害、疫病、地震…。主は何度も懲らしめましたが、イスラエルは悔い改めに至りませんでした。
来るべき神の裁きに備えよ。とアモスは告げます。言葉を失います。
3. イスラエルへの哀歌 5章
アモスは、示された神の裁きのあまりの厳しさに、哀歌を歌います。
イスラエルは夫も息子も死んだ未亡人のようになり、わずかな生き残りも、さらなる死にさらされます。
創造主から逃れうる場所はありません。来るべき主の日は、恐ろしい裁きの時です。
主は、北王国の偶像の祭りを憎み、ささげ物を拒まれます。
どんなに熱心な礼拝も「歌の騒ぎ」にすぎません。
荒野の時代から、イスラエルの背く者たちは、変わらぬ不信仰のただ中にい続けてきたのです。
4. 迫る破滅 6章
悔い改めない虚栄の民を待つのは破滅です。
北王国の誇りである都サマリアは破壊され、民は虜囚とされます。
民は、主の裁きに恐怖し、沈黙します。
イスラエルは、律法を破り、主に背き、自ら毒と苦痛を生み出したのです。
古代から変わらず積み重ねられてきた罪に、ついに裁きがくだるのです。アッシリア捕囚が迫っていました。
5. 預言者的な信仰者の使命へ
一体誰がアモスの裁きの預言に耳を傾けたでしょう。
侮蔑と迫害の孤独な使命。しかし語らずにおられなかったのは、主がこれを語られたからです。
最悪の南北時代ですが、聖書預言からすれば、それ以上に悪いのが、世の終わりの今の時代です。
主イエスご自身が厳しく警告されています。
この時代には、戦争も疫病も当たり前です。
世界戦争や大地震も前触れに過ぎず、偽教師、偽預言者は増え続け、人々の愛は冷め、愚にもつかない作り話にそれていくのです。
そして大患難時代は、人間の想像を絶する空前絶後の大災厄の時です。
今の時代、預言者はいません。自称預言者などすべて偽物と断言できます。
一方で、すべての信者は、預言者的な使命に遣わされています。
すなわち、人々に悔い改めを促し、世の終わりの裁きと救いと、主イエスの再臨、神の国の到来を告げることです。
信仰が成長するほど、私たちは困難な壁に直面させられるでしょう。世の経験など何の役にも立ちません。
できるのは、ひたすら御言葉に聴き、従い、実践することだけです。主が共におられます。歩み続けましょう。