聖徒伝154 列王記第二22章 「御言葉の命を取り戻そう」 ヨシヤ王の宗教改革
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目次
1. ヨシヤの宮きよめ 列Ⅱ34:1~6
“ヨシヤ(主が癒された)”という名の通り、イスラエルの信仰を回復させ、主の道を歩み通した、ヨシヤ王。
8歳で即位、16歳で信仰者の歩みを始め、20歳で実験を握ると即、神殿のきよめに着手しました。
イスラエル中を巡り、偶像礼拝を根絶やししました。
2. 神殿の修復 歴Ⅱ34:7~13
18年に神殿の修復を開始。それ以前から献金を募っていました。工事をしたのは主に仕える信仰者たちでした。
北の十部族も献金しており、アッシリア捕囚の民の回心が伺われます。
神に仕えるレビ人の忠実な奉仕が、信仰復興の核となったのです。
3. 律法の書の発見 列Ⅱ34:14~19
献金を宮から運び出そうとしたとき、律法の書が発見されました。朗読を聞き、ヨシヤは激しく嘆いています。
おそらく発見されたのは、イスラエルの背きと捕囚を警告した申命記ではないかと思われます。
律法に背き続ければ、約束の地を追われるということは、モーセの時代にすでに告げられていたことでした。
4. 神の預言者と悔い改め 34:20~33
ヨシヤは先頭に立って、高官たちと民に悔い改めを求めました。
ヨシヤ王に神の言葉を告げたのが女預言者フルダです。
マナセが虐殺した預言者たちの、数少ない生き残りだったのだろうと思われます。
律法に従って宣告されるユダへの裁き。長年積み重ねられてきた罪の結果、すでに確定されてしまっていました。
しかし、悔い改めたヨシヤの時代には、災いは降らないと約束されます。
ヨシヤは、律法の遵守を誓いました。
主を信じるとは、神との契約を結ぶこと。信仰は、主の約束に基づくものです。
ヨシヤは、ユダにも徹底させました。主の契約には実行の義務が伴います。
5. 日々私は造り替えられているか
若くして主を求め、主の前にへりくだり、御言葉に心を傾けたヨシヤ。
主と契約を結び、民と共に、神の律法に従い生きると誓い、生涯、主の道を外れませんでした。
生きた信仰は、必ず行いの身を結びます。
「土地の契約(申29~30章)」には、民が主に背けば約束の地を追われるが、厳しい裁きの後、帰還するとあります。
ヨシヤもこの希望を受け取りました。
絶対化され全肯定された「ありのままの自分」こそ最たる偶像です。
自分の感情や思いを無意識に絶対化していないか問われます。
御言葉に聴くことを第一として日々実行しているでしょうか。
信仰とは、主に聞き従い、正しい方を選び、実行することです。
主の約束こそ命。従うべきもの。この時代の命は、主イエスの福音です。
イエス・キリストは、私の罪のため十字架で死なれ、葬られ、死を打ち破って復活されました。
主イエスに従う道を日々選び取りましょう。
どんなに混沌とした、裁き目前の世界でも、主に従い通すなら、信仰生活を全うすることができます。
主の証人として守りの内に歩みましょう。