十勝の鹿追町 聖書と人生のいろいろ

⑲目撃者ペテロ メシアの埋葬と復活 和解の食卓

2017/09/21
 
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2016年9月に、十勝鹿追町オープンした小さな教会です。,Voluntarily(自発的に),Open(開放的に),Logically(論理的に),聖書を学んでいます。史上類をみない大ベストセラー、聖書について、一緒に学んでみませんか? 執筆者は、牧師:三浦亮平です。

1. イエスの埋葬

恩赦を願い、イエスの遺体を引き取ったのがアリマタヤのヨセフでした。この時、律法の教師ニコデモも、イエスの弟子であることを証しし、埋葬を手伝っています。

ユダヤ社会に排除されることも辞さず、信仰を光の下に明らかにしたのでした。

総督ピラトは、ユダヤ人指導者たちの申し出を受け、墓に厳重な監視を置きます。

イエスが復活すると言っていたのを思い出し、弟子たちに遺体を盗まれることを警戒したのでした。

弟子たちが逃げ出した一方、復活の約束を敵対者が覚えていたとは、なんとも皮肉です。

2. 初穂の祭の朝に

三日目の安息日の朝、大きな地震が起こり、墓が開き、天使が現れました。

早朝にやってきた女たちは、空の墓を見て、使徒たちに報告します。駆けつけたペテロ、ヨハネも事実を確認しました。

3. 弟子たちに現れる

密室にこもっていた使徒たちに、突如、復活のイエスが現れます。驚く弟子たちに、イエスは傷跡を示し、魚を食べて見せました。

場に居合わせなかったトマスのために、8日後、再び現れたイエス。疑っていたトマスは、「わたしの主、わたしの神」と叫び、イエスに対する信仰を告白しました。

4. ガリラヤ湖畔にて、

イエスの命令に従い、ガリラヤに戻った弟子たち。しかし、待ちきれなくなったペテロは、他の弟子たちを誘い、もとの生活に戻ろうと漁に出ます。

一匹の成果もないまま朝を迎えたとき、イエスが現れたのでした。気づかない弟子たちに、セオリーとは真逆の船の右側に網を降ろすよう命じるイエス。すると153匹の魚がとれたのでした。

常識ではあり得ない事態を目の前に、最初にヨハネがイエスに気づき、ペテロは湖に飛び込んで駆けつけました。

ペテロと弟子たちは、すでにイエスが用意していた和解の食卓にあずかります。

イエスはペトロに3回、愛しているかと尋ねます。

ペテロに、わたしだけは裏切りませんと言った以前の傲慢さはなく、イエスは、「わたしの羊を飼いなさい」と、リーダーの使命を与えたのでした。

5. まとめ

伝承では、ペテロは逆さ十字にかかって殉教したと言われます。

イエスを三度も否認し、呪いさえしたペテロは、罪を嘆き、悔い改めました。

ペテロの罪も十字架で赦され、復活のイエスはペテロにも現れました。

なお心に傷を抱えていたペテロを、イエスのほうから和解の食卓に招かれました。イエスの三度の愛の確認は、ペテロに主の愛を確信させました。

すべての信者は、主イエスの和解の食卓に招かれています。その食卓は、主の愛を味わい知るためのものです。

主のみ前に出ることに、何も恐れる必要はないと、ペテロの姿に教えられます。

私たちの信仰が時に後退してしまうのは、恵みを味わっていないからです。

まずは、恵みを味わうこと。主の愛をしっかりと味わったなら、自ずと使命に押し出されていきます。

御言葉を通して、また周りの人々や状況を通して、神の恵みは十二分に与えられているのです。

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