十勝の鹿追町 聖書と人生のいろいろ

動画&まとめ ⑯マルコ11:12~25 イエスの権威 ~枯れたいちじくと宮清め~

 
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2016年9月に、十勝鹿追町オープンした小さな教会です。,Voluntarily(自発的に),Open(開放的に),Logically(論理的に),聖書を学んでいます。史上類をみない大ベストセラー、聖書について、一緒に学んでみませんか? 執筆者は、牧師:三浦亮平です。

1. いちじくへの呪い マルコ11:12~14

いちじくの出来事に、宮清めが挟まれることで、互いが引き立てられているこの箇所。主イエスが、実のないイチジクの木を呪う場面から始まります。

イスラエルのイチジクは、春夏二度実りました。前年の実が熟したのが春の収穫。以後、葉が生い茂り、新たな実ができ、夏の収穫を迎えます。

過越祭の季節は、二つの収穫の端境期ですから、実りはありません。しかし、茂った葉のつけねには、小さな実ができています。

これは正確には、つぼみか、花です。無花果と書くように、無花果の花は内側に向かって咲くので、見た目は小さな実に見えるのです。

当時の人々は、この小さな実をつまんで、空腹を紛らわしました。弟子たちが麦を摘んで食べたのと同じです。

しかし、このいちじくは、葉が茂っているのに実は一つもなかったのです。

イエスは、このイチジクを呪いました。

2. 宮きよめ マルコ11:15~19

この後、イエスは、バザールと化していた神殿で大暴れし、清めます。公生涯の初めにも同様のことがありました。

神殿税を納めるには、イスラエル通貨への両替が必要でしたが、レートは低く、手数料は高額でした。

遠方からの殉教者は、法外な値段で犠牲の動物を買わされ、持参した犠牲が、しみや傷があると難癖つけて拒まれることもありました。

神殿はまた、ただの通路と化していました。オリーブ山から市街に抜けるには、神殿を通れば近道だったのです。

神殿ビジネスで利権を貪っていたのが、支配者ローマが任命した大祭司・カヤパの一族でした。

すべての民族の祈りの家と呼ばれるべき神殿の、現実でした。

3. 枯れたいちじく マルコ11:20~25

翌日、呪われたいちじくが、根まで枯れているのを弟子たちは発見します。

メシアを公式に拒んだエルサレムは、70年に陥落し、祭司は働き場を失う。それは、すでに確定したことでした。

主を信じれば山も動く、と言われるイエス。ここでの山は、世の権威。巨大な悪も必ず裁かれる時が来ます。

主の計画を信じ、自分の思いと完全に一体化させるなら、それは必ず実現します。

神の御心に沿った祈りは、絶対に叶う。それが祈りの大原則です。

4. 赦しの根拠 マルコ11:24~26

私たちが他者を赦せる根拠は、十字架の贖いの死と葬りと復活より示された、主イエスの愛です。

他者をゆるすためのステップとは、

①自分の罪を認める。
②十字架の愛、主の恵みを受け取る。
③公正な裁き主、義なる神を信頼する。

滅ぼされるべき罪人だった私の罪を、主イエスが負われたと信じ、再臨される裁き主に、すべてを委ねること。

私たちは、自分の意志の力でゆるすことはできません。

主のご計画への理解が進むにつれ、自分の中に、すべてを委ねる土台が形作られていきます。

御言葉を学び、主のご計画をより深く知り、すべての思いを主に委ねていきましょう。主が成し遂げられます。

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