動画&まとめ 地域教会とその使命 教会論Ⅱ・適用&実践編 使徒2:35~47他
1. 教会とは? 14:1~2
イエスの復活から50日後の五旬祭。弟子たちに聖霊が降り、教会が誕生しました。
イエスをメシアと信じるユダヤ人と異邦人による教会は、この世から呼び出された者の集いです。
真の信者からなるキリストの体なる一つの普遍的教会があり、偽信者も混在する各々の地域教会があります。
イスラエルが公にメシアを拒否した時から始まった奥義としての王国の時代は、世の終わり、イスラエルが民族的回心に至るまで続きます。
ペンテコステに始まった教会は、携挙をゴールとして、福音宣教のために、この時代を走り抜いていくのです。
2. 地域教会を考える 14:3~9
欧州や日本で、多くの教会が、極端な高齢化、教勢の低下にあえいでいます。
また、聖書から逸脱した教えが蔓延しています。
信仰によって立ち、不信仰によって折られる(ロマ11:20)のが教会です。
私たちの最大の問題は、いつも不信仰です。
地域教会もまた、キリストの体の一部であり、神の宮としてきよめられるべきものです(Ⅰコリ6:19)。
共同体、家族として、互いの罪を率直に指摘し合える関係性が求められています(Ⅰコリ5:11~12)。
新約の書簡の多くは教会宛てです。聖書の信仰の前提は、共同体としての信仰です。
他と隔絶した教会はありえませんし、交わりないところで信仰の成長もありません。
集い、学びあい、分かち合い、共に公に福音を宣言し、派遣されていく。
それが、共同体としての教会に連なる、一人一人に求められていることです。
3. 地域教会の使命 14:10~11
初代教会は、常に問題を抱えつつも、福音宣教のために前進していました。
鹿追教会の歩みを振り返っても、派遣されることで道は拓かれてきました。
一方踏み出すとき、積極的に加わり、自発的に奉仕する人が与えられ、働きを共にしてきました。
教会は、伝道によって成長するのだと教えられます。
大宣教命令(マタイ28:18~20)の中心は、「行きなさい」という派遣命令です。
イスラエルの町々を巡り尽くせない内に人の子は来ると、イエスは切迫感をもって伝道の緊急性を訴えられ、使徒たちも福音宣教のために走り抜きました。
“救いのチケットを握りしめてバスを待っている” そんなありようは、聖書には全くないのです。
4. 集い、学び、分かち合い、派遣されよう
集い、分かち合い、学び、仕え合う中で発見するのが、聖霊の賜物です。
これは教会に仕えるための賜物であり、キリストの体の一部として、福音を信じたすべての人に与えられている働きです。
ペンテコステに誕生した教会は、堅く信仰に立ち、愛し合う、地上における神の国を証ししました。
やがて教会内に問題が生じ、迫害が起き、散らされていきました。
それは、福音が世界中に宣べ伝えられるためです。教会の最大の使命は、福音宣教に派遣されることです。
私たちは、次は、どこに遣わされようとしているのか。主に聴き、従い、歩み出していきましょう。御霊が導いてくださいます。