動画&まとめ メシアの受難⑤ ヨハネ19:31~42「メシアの辱め」イエスの埋葬

      2018/11/09

1. 確認されるイエスの死

過越祭中の安息日にエルサレムに汚れた死体があってはならない、というユダヤ人指導者の申し入れにより、二人の囚人のすねが折られ、命が絶たれました。

しかし、すでに絶命していたイエスの骨は折られることなく、一つの預言が成就します。

兵士が確認のため脇腹を槍で刺すと地と水が湧き出ました。

レビ記14:52には、癒されたツァラアト患者への清めの宣言の際、血と水の儀式を行うよう記されています。罪の清めは成し遂げられました。

ゼカリヤ書12:10には、世の終わりの時、イスラエルが、自分たちが突き刺した方こそメシアだったと悔い改めることが預言されています。

2. 墓に葬られるイエス

金持ちで議員だったアリマタヤのヨセフがイエスの遺体の引き渡しの許可を総督ピラトから得ます。隠れ弟子だった彼は、この時、信仰を公にしたのでした。

十字架刑には異例の恩赦は、ピラトのユダヤ人への抵抗意識の表れでしょう。

同じく隠れ弟子だった律法教師ニコデモも、イエスの埋葬に加わりました。

日の終わりが迫っていたため、ゴルゴダにほど近かった真新しい富者の墓に、イエスの遺体は葬られました。

この葬りもまた、預言の成就でした(イザヤ53:9)。

3. 女たちは見ていた

埋葬の様子を見守っていたのがマグダラのマリアとヨセの母マリアでした。

ベタニアのマリアは、香油注ぎ以降、登場しません。彼女はおそらく預言を理解し、イエスの埋葬の準備をすませ、復活を待ち望んでいたのでしょう。

一方、祭司長やパリサイ人たちは、弟子たちが死体を盗むことを恐れ、見張りを立てるようピラトに申し出ます。

弟子たちが復活の預言を忘れた一方、敵対者たちが覚えていたのは皮肉です。

墓はローマの権威によって封印され、兵士は命がけの任務に就きました。

こうして復活の部隊は整いました。

4. メシアの葬りの意味

神であるメシアが、無力な赤ん坊として産まれ、人々に拒まれ十字架にかけられ、墓に葬られた。メシアの受けた辱めの最終段階が、葬りです。

キリストは、罪を犯した人類に課せられた呪いのすべてを負われました。

アダムにふりかかった呪いは、労働の苦しみと死。霊的死と肉体的死です。

イエスは、30歳まで一人の人間として労役に伏し、最後には、神との霊的断絶と肉体的死を経験されました。

5. ヨセフとニコデモの信仰

アリマタヤのヨセフとニコデモは、名乗り出たことで、議員の特権、人からの栄誉、財産すべてを失いました。

結果が分かっていながら、彼らを突き動かしたのは何なのでしょうか?

恥ずしめたままではいられない、という主イエスへの愛だったのだと思います。

その愛ゆえに、彼らは地上で失ったものとは比べられない天の宝を手にしました。

わたしは主イエスを愛する者だと名乗り出ましょう。主が、限りない恵みと永遠の平安で応えてくださいます。

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