聖徒伝57 申命記⑪32~34章 引き継ぐべき一つのこと モーセの死

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1. イスラエルの祝福 33章
シナイ、セイル、パラン…。イスラエルが辿ってきたその道を、主が天の軍勢を率いて守り、導かれました。
諸国民とイスラエルが主を王と讃える、その宣言は、来たるべき主イエスの再臨のイメージとも重なります。
12部族へのモーセの祝福には、祝福だけで呪いはありません。
しかし、32章で示されたように、イスラエルは神に背き、民族離散の裁きを招くのです。
このモーセの祝福が成就するのは、来たるべき千年王国をおいて他にありません。
来たるべき神の国では、かたくななレビ族も、本来の主の務めを全うし、神殿で全き礼拝をささげるのです。
ゼブルン族への祝福では、諸国民が都に上ると告げられます。
千年王国においては、ユダヤ人も異邦人も、世界中の民が、惜しみなく主にささげるのです。
王なる神は、栄光の雲に乗って来られ、敵を打ち破り、踏みつけます。これはまさに再臨の主イエスの姿です。
2. モーセの死 34章
モーセは、ネボ山に登り、東、北、中部、南と約束の地を見渡しました。
最後に記されるエリコの城壁は、イスラエルの民の前に立ちはだかる最初の障壁でした。
モーセの目の前に広がるこの地こそ、永遠のアブラハム契約の確かなしるしでした。
今、その地に入ることは叶わずとも、神の約束が完全に成し遂げられる時はきます。
主の約束を握りしめて、モーセは死にました。
モーセの遺体を主が隠されたのは、崇拝の対象にさせないためだったのでしょう。
モーセの目はかすまず、気力も衰えていませんでした。
モーセは死に至るまで祝福され、主ご自身が、その命をとられたのです。
モーセに注がれていた神の霊は、ヨシュアに注がれ、満たしました。
今しばらくの間、イスラエルは、主が立てられた指導者ヨシュアに聞き従い、神に導かれて、いよいよ約束の地へ足を踏み入れていきます。
最初にして最も偉大な預言者モーセを通して、主は、ご自身の栄光を現されました。
モーセ以上の偉大な業は、ただメシアによって成し遂げられます。
イスラルも異邦人も、誰一人、創造主なる神を知らないなどと、言い逃れすることはできません。
モーセ五書は、はっきりと、創造主の存在を証しし、記しています。
3. モーセがつかんだ一つの真理
死に際して、モーセは、神の視点で今を見ることを教えられました。
イスラエルが民族的に回心し、メシアが再臨され、アブラハム契約は完全に成就されます。その時は必ず来ます。
そして、イスラエルは王なるメシアと共に世界と正しく統治するのです。
神に背き、懲らしめを受け、約束の地を追われるイスラエルですが、主の目に見えているのは、その完成した姿です。
モーセは、神の約束を握りしめ、完璧な安らぎに満たされて、主の下に召されたと確信します。
主は同じく、あなたが完成され、栄化された姿を見ておられます。
御言葉の学びを深め、神の視点を得ていきましょう。
私の今がどうあろうと、主の計画は確かになる。それが私たちの、今を生きる力の源泉です。
Comment
原福音からモーセ五書、預言署、福音書、使徒の教え、そして黙示録までそれぞれの中に原福音、律法、預言とその成就、キリストの姿、異邦人への祝福、そして千年王国がすべて立体的に行空くされている!聖書はなんたる本なのか。天使創造の神、契約の神の前に恐れおののきただただ栄光をほめたたえます。ハレルヤ。アーメン。、、
聖書の深さ、広さ、次元を越えて凝縮された情報量に、圧倒されるばかりですね。
主を讃えるほかありません。ハレルヤ!!
行空く→凝縮 に訂正。