十勝の鹿追町 聖書と人生のいろいろ

聖徒伝28 モーセ② 出エジプト4~10章 パロとの対決 エジプトに下る災い

2020/08/27
 
この記事を書いている人 - WRITER -
2016年9月に、十勝鹿追町オープンした小さな教会です。,Voluntarily(自発的に),Open(開放的に),Logically(論理的に),聖書を学んでいます。史上類をみない大ベストセラー、聖書について、一緒に学んでみませんか? 執筆者は、牧師:三浦亮平です。


【メッセージアウトラインPDF】28_モーセ2_パロとの対決・災い_200329

1. エジプトへ 出4章

40年前のトラウマか。召しにたじろぐモーセに、主は、しるしを与えました。

なお、口下手を理由に言い訳を重ねるモーセに、主は怒りを発します。

代弁者として兄アロンを、主はすでに召し出されていました。すべては御手の内です。

 

エジプトに上る途中、モーセは、息子に割礼を授けていなかったことで、神に殺されかけています。

アブラハム契約のしるしである割礼は、イスラエルには必須のもの。指導者の責任は重いのです。

民は、しるしを見て、主を信じました。

 

2. パロとの交渉 出5章

モーセは、主の命じた通りに告げましたが、一顧だにしないパロ。

エジプトの最高神であるパロが、名も知らぬ奴隷の神に従うなど笑止千万だというのです。

労働逃れの詭弁だと怒ったパロは、イスラエルに、材料のわらも与えずに、レンガを作れと無理難題を命じました。

苦しむイスラエルは、怒りの矛先をモーセに向け、窮地に陥ったモーセは必死に主に訴えました。

モーセは、はからずしも、はじめて民のとりなしをすることになりました。

 

3. 確認される使命 出6章

アブラハムの子孫を育んだ全能の神ヤハウェが知らせた、「わたしはある」という御名の本質。

イスラエルは、アブラハム契約を土台として、共におられる神を体験的に知っていくのです。

14節からの系図は、モーセの指導者の正当性を示します。

アロンの子孫は、祭司を担っていくこととなります。やがて来るメシアが、真の大祭司です。

 

4. 下される災い 出7~10章

再度パロに、イスラエルの解放を告げたモーセ。

目の前の奇跡も拒んで、聞き入れなかったパロに、最初の災いが下り、ナイルが血に変わります。以降、神の裁きが次々と下されます。

十の災いは、3つで1セットとなっており、煩わしいもの、苦痛なもの、悲痛なものと、災いの度を増していきます。

災いが下される課程すら秩序だっており、神への畏れを抱かせられます。

これらの災いは、エジプトのすべての偶像を裁き、その無力さを暴き出しました。

 

神々の最高位にあったパロの権威も失墜します。パロは、災いが起こると心変わりを見せますが、すぐに翻し、かたくなさを増していきます。

偶像礼拝の本質は、人間中心であり、罪の本質は、自分中心です。

究極の偶像礼拝は、自分を神とすることです。

 

5. 偶像からの解放 神の自由

感染症にバッタの害、世界を襲う未曾有の災厄も、序章に過ぎません。

健康、富、思い通りの人生…、人々が頼ってきたすべてが崩れていきます。それらも、一種の偶像に過ぎません。

しかし、この時代すら、神の目には、恵みの時です。今は、人々が福音を信じて救われるための、猶予期間です。

困難の中にあるクリスチャンに求められているのは、モーセのように、主に従う道へ決意して歩み出すことです。

主に従うならば、恐れるものは何もありません。与えられた使命を果たせるように、主が必ず助けられます。

主の約束が、その揺るぎない土台です。

この記事を書いている人 - WRITER -
2016年9月に、十勝鹿追町オープンした小さな教会です。,Voluntarily(自発的に),Open(開放的に),Logically(論理的に),聖書を学んでいます。史上類をみない大ベストセラー、聖書について、一緒に学んでみませんか? 執筆者は、牧師:三浦亮平です。

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

Copyright© 鹿追キリスト教会 , 2020 All Rights Reserved.