聖書解釈の原則 ①聖書に従い ②字義通り ③文脈に沿って
2017/10/14
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目次
1.聖書が聖書を解釈する。
① 聖書は、一つのまとりまりをもった書物として解釈されるべき。
② 複数の解釈が可能な場合は、聖書の他の部分と矛盾しない方を採用する。
2.字義通りに解釈する。
① 原則、文字通りに解釈する。
② 明らかに比喩として読むべき所は、比喩として読む。
3.文脈に従って解釈する。
① 三つの文脈を考慮する。
a.聖書全体 b.各書の文脈 c.前後の文脈
① 三つの背景を考慮する。
a.時代的背景 b.文化的背景 c.言語的背景
※ どうにも解釈に困ったときには?
① 明瞭な聖句は、不明瞭な聖句に優先する。
② 不明瞭な聖句から、教理を導き出してはならない。
③ 二つの相反する教理が、ともに明白に教えられているなら、両方とも受け入れる。
これは、人間の有限性を認めることです。
例) 相反する教理の理解の導き方
ローマ書3章28節
「人が義と認められるのは、律法の行いによるのではなく、信仰によるというのが、私たちの考えです。」
ここでは、まことの信仰とは何か? を教えています。
救いは、信仰と恵みによります。まことの信仰とは、人にはできないが、神にはできると信じることです。
ヤコブ書2章24節
「人は行いによって義と認められるのであって、信仰だけによるのではないことがわかるでしょう。」
こちらは、まことの信仰とは何でないか? を教えています。
福音を信じて救われたのなら、聖霊によって、その人は変えられていきます。何も変わらないのなら、そもそも本当に信じたのか、本質が問われます。
ローマ書3章28節は、信仰によって救われる、救いの原則(義認)を語り、
ヤコブ書2章24節は、信じた者が行いによって信仰を確認する、信仰の成長の原則(聖化)について、語っているということです。
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