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動画&まとめ ⑩使徒の働き 8章 サマリア伝道とエチオピアの宦官とピリポ

 
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2016年9月に、十勝鹿追町オープンした小さな教会です。,Voluntarily(自発的に),Open(開放的に),Logically(論理的に),聖書を学んでいます。史上類をみない大ベストセラー、聖書について、一緒に学んでみませんか? 執筆者は、牧師:三浦亮平です。

1. エルサレムでの大迫害

ステパノの殉教を端緒に巻き起こる大迫害。中心に後に使徒となるサウロがいました。

迫害が宣教拡大のきっかけとなり、散らされた先でも伝道する弟子たち。その一人がピリポでした。ピリポはサマリアで福音を伝えます。

2. サマリア伝道

北王国の系譜を継ぐサマリアは、アッシリアの移民政策によって、異民族との混血した民となっていました。

正統な系譜と自負するユダヤとは近親憎悪の関係だったのです。

そのサマリア人がピリポの言葉に耳を傾けます。

種はすでに撒かれていました。イエスが行ったサマリア伝道で、多くの人がイエスこそメシアと信じたのです。

「わたしは、あなたがたに自分で労苦しなかったものを刈り取らせるために、あなたがたを遣わしました(ヨハ4:38)」

ピリポを通して多くの奇跡が起こり、多くの人々が信じ、救われて行きました。

サマリアでの霊的覚醒の知らせを聞き、使徒ペテロとヨハネが派遣されてきます。二人が祈るとサマリア人の上にも聖霊が降りました。また一つ、福音宣教の扉が開かれたのでした。(マタ16:19)

一方、サマリアの魔術師シモンは、使徒の権威を金で買おうとし、使徒に厳しく叱責されました。福音の広がりの中で、いまだ罪と悪との交わりの内にある者は、自ずと退けられます。

3. エチオピアの宦官へのピリポの伝道

宣教拡大中のサマリアを離れ、荒れ果てたガザへと向かうよう示されたピリポは、主の命令に従います。

そこで出会ったエチオピアの宦官。長旅の末に、神殿で礼拝を献げ、イザヤの巻物を手に入れた彼は、ユダヤ教への改宗者、熱心な信仰者でした。

ピリポは聖霊に命じられて馬車を追い、宦官に声をかけ、聖書を解き明かします。ピリポの従順と宦官の謙遜さが、二人を出会わせました。

宦官が広げていたイザヤ53章は、まさに受難のメシア預言でした。宦官は主イエスが十字架で自分の罪を負い、葬られ、復活したことを信じます。

宦官は信じたしるしとしてバプテスマを受けます。新生した宦官は、帰還したエチオピアで福音を告げ知らせていったことでしょう。
エチオピアは、古くからのキリスト教徒がいる国として知られています。

次の宣教地、カイザリアへ派遣されるピリポ。この町で、まもなく異邦人への聖霊降臨が起きるのです。

4. まとめ

ピリポは、先にサマリアに派遣され、福音を宣べ伝え、使徒たちを通して聖霊降臨が起きる道備えをしました。

エチオピアの宦官を救いに導いた後、さらにカイザリアに派遣され、異邦人に聖霊降臨が起きる準備をしました。

福音宣教に伴う迫害をも主は用いられます。散らされた地でも伝道に励み、聖霊の導きに従ったピリポを、主は大きく用いられました。

ピリポが奉仕者として選ばれたのは、教会が、御言葉をおろそかにしないためでした。神の言葉を第一とすることが、すべての信者に求められています。

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