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聖徒伝24 ヨセフ② 創世記39~41章 ヨセフ、パロの夢を解き明かす 「主の約束に導かれて」

2020/08/27
 
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2016年9月に、十勝鹿追町オープンした小さな教会です。,Voluntarily(自発的に),Open(開放的に),Logically(論理的に),聖書を学んでいます。史上類をみない大ベストセラー、聖書について、一緒に学んでみませんか? 執筆者は、牧師:三浦亮平です。


【メッセージアウトラインPDF】24_ヨセフ2_夢の解き明かし_200223

1. 侍従長の家で 創39章

ヨセフを買った侍従長ポティファルは、パロの近衛兵の長であり、監獄の長でもありました。

エジプトで奴隷となったヨセフを守り導いたのは主ご自身でした。ポティファルも、その祝福にあずかって栄え、ヨセフは、奉仕全般を任されました。

そのヨセフに連日言い寄ったのが主人の妻でした。

主人への忠誠を貫き、誘いを断り続けていたヨセフでしたが、ある時、女主人と二人きりの状況に嵌められてしまいます。

掴まれた上着を残して必死に逃げたヨセフでしたが、強姦未遂の罪を着せられてしまったのでした。

死刑は免れ、獄に入れられたヨセフ。監獄の中でも、主が共におられ、ヨセフを守りました。
最悪の状況の中でも、最善がなされたのです。

 

2. 監獄で 創40章

舎監からも信頼されたヨセフ。そこへ、パロの側近の献酌官と調理官が入獄してきます。

ヨセフの入れられたのは、侍従長ポティファルが管理する獄であり、そこは、重罪犯の収容施設でした。

ある時、ヨセフは、苛ついていた二人に声をかけます。夢が原因でした。

神による解き明かしを告げると、その通り、献酌官は復職し、調理官は処刑されてしまいました。

ヨセフは献酌官に、パロへの仲介を頼んでいましたが、その願いは忘れ去られ、2年が過ぎました。

 

3. パロの面前で 創41章

ヨセフが奴隷となって13年が過ぎたある日、パロが不思議な夢を見ます。

肥え太った7頭の牛が、醜く痩せ細った7頭の牛に食い尽くされ、7つの豊かな穂が、しなびた7つの穂に飲み込まれたのです。

心騒ぎ、エジプト中の呪術師、知者を呼び集めたパロでしたが、誰ひとり、夢を意味を説き明かすことはできません。

 

この時、献酌官が、獄中で見事な夢解きをしてくれたヨセフを思い出します。

パロの前に連れてこられたヨセフは、主の祝福を得て、すかさずパロの夢を解き明かしました。

すなわち、7年の大豊作の後、すべてを飲み尽くす7年の大飢饉が襲う。

今すぐ備えが必要だと述べるヨセフにパロは、お前以上の適任者はいないと告げ、エジプトNo2の首相の座に就かせたのでした。

 

4. 神の時を待ち望み、ベストを尽くす

無実にも関わらず奴隷とされ、牢獄に入れられたヨセフと、主が共におられました。

主に従い通したヨセフは、王の権威を帯びる座を与えられました。

捕らえられ、十字架にかけられたキリストこそ、インマヌエルなる共におられる神ご自身であり、神の権威をおびえて、王の王となられる方です。

ヨセフの生涯そのものが、来たるべきメシアの影を映し出しているのです。

 

ヨセフが握りしめていたのは、先祖アブラハムへの神の約束、そして、イスラエルの指導者となると告げられた二つの夢でした。

今、私たちには、内住される聖霊の導きと、完成された神の啓示の書である聖書が与えられています。

聖書を学び、み言葉から、状況から、主の語りかけを受け取りましょう。

私たちには計り知れない神の時、しかしそれは、絶対にやってきます。
主への信頼を土台として、目の前のことに全力で取り組んでいきましょう。

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